こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
「照明を生かした店舗デザインを作りたい」
「照明の選び方や照明がどれほど重要なのか知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
お店を経営する上で、照明は様々な場面で重要な役割を担っています。
照明について詳しく分かっておいた方が役に立つ場面は多いです。
そこで今回は、店舗デザインにおける照明の重要性や選び方について詳しく解説します。
店舗デザインの中で照明は最も大事な要素の1つです。
例えば、丁寧に店舗デザインのアイデアを考えて自分が作りたい形が出来上がったとします。
もしも照明の場所や微妙な光の具合を調整していないと、せっかく作った店舗デザインが最大限活用されないのです。
逆に、どんなお店も照明次第では良く見せることが可能なのです。
飲食店の例を使うと、照明の切り替えをうまく使って昼と夜のお店の見え方を変えればお客様にとって良い印象を与えられますよね。
照明1つでお店の雰囲気は良くも悪くも変えられるので、照明についても時間をかける必要があります。
照明器具には色温度があり、これを知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれます。
色温度とは、色がそのお店の雰囲気を出す要素の1つでお客様に居心地よく感じてもらえるかどうかが決まります。
お店の種類によって色を使い分けることで、その店が出したい雰囲気を色から出してくれるということですね。
例えば、落ち着いた雰囲気の飲食店のイメージをつけたいのなら温かみの強いオレンジ色の照明を使います。
美容室や歯医者のような、手元がちゃんと照らされて見えやすくなっていなければいけない場所では昼白色の照明を使います。
色の微妙な違いでも照明から生まれる雰囲気は大きく変わります。
照明の色選びは慎重にやらないといけないのですが、色温度はケルビンという単位で示すことができます。
実際により詳しくどの色を使うか考える時、ケルビンを用いて比較するとより考えやすいでしょう。
色温度を意識するだけで作りたいお店の雰囲気をある程度作り出せます。
しかし、色温度だけの意識だとまだ失敗してしまう可能性があります。
色温度に加えて演色性を意識する必要があります。
演色性とは、太陽の光に当てられた時が本来の色だとした時にそこに1番近い状態で照らせる具合のことです。
太陽の光に当てた時と通常の照明に当てた時に、物の見え方が変わることはたまにありますよね。
そのギャップが少ない照明ほど演色性の高い照明として評価されています。
演色性は特に美容室や飲食店では非常に大切です。
光の当て具合で食べ物が美味しそうに見えるかどうかは大きく変わりますよね。
また、美容室ではヘアカラーをする時に室内で見た色と外に出て見た色にギャップがあると困りませんか?
飲食店や美容室以外でも照明の演色性を意識することが、照明器具で失敗する可能性を少なくしてくれるでしょう。
皆さんはミュージカルや劇を見たことがありますか?
それらに出ている主役のキャラクターにはスポットライトで目立つように照らされていますよね。
あのスポットライトは他のキャラクターよりも主役を際立たせる効果を持っているように、物を売る店でもその効果を使えます。
売りたい商品を特別な照明で照らしてあげることで購買意欲を高められます。
周りと違う照明が当たっている場所にはお客様の目線が自然と集まってくるのです。
物を陳列する店では、売りたいものを照明で強調してスポットライトのように照らしてあげましょう。
今回は、店舗デザインにおける照明の重要性や選び方について詳しく解説しました。
照明次第で店舗の雰囲気は良くも悪くも大きく左右されるので慎重に決めなければいけないですね。
何か相談したいことがあれば、ぜひお問い合わせください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。