名古屋市などの人口の多い都市では、クリニックの需要が高い傾向にあります。
そのため、都市部をターゲットに絞って、クリニックの開業を検討している方もいらっしゃるでしょう。
しかし、開業を行うにあたってどれくらいの初期投資が必要なのでしょうか。
初期投資の目安によって予算をどのように分配するかが決まるため、曖昧なまま開業の計画を進めることはできません。
そこで、今回は名古屋でクリニック開業する際の初期投資の目安についてご紹介させていただきます。
クリニック開業にあたって、テナント関連費用、備品導入費用、医療機器費用、運転資金の4種類が必要になります。
テナントは、診察科目や入院施設があるかで金額が変動しますが、おおよそ3000万円前後になります。
これに加えて、クリニックで使用する備品や医療機器の費用が必要です。
備品とは、レジスターやテーブル、椅子、医療機器では電子カルテや検査機器などです。
導入する設備や医療機器によって変動しますが、1000万円から2000万円は必要になります。
これらの設備を導入して開業しても、医療報酬の受け取りが2~3か月後以上になるケースがあります。
そのため、半年から1年間は赤字になると想定しながら、準備を行いましょう。
この赤字の時期でも問題なく運営できるように準備するのが運転資金です。
家賃や人件費によって必要になる費用が変動しますが、おおよそ2000万円から3000万円は必要です。
このように、クリニックを開業する際には6000万円以上の資金を目安に準備しましょう。
一口にクリニックといっても、診察科目はさまざまです。
その内容によって必要となる初期投資の額が異なります。
大型装置や手術用機器が必要になる科目であれば、備品や医療機器導入費用が膨らむでしょう。
一方で、このような多くの装置や機器を必要としない科目であれば予算を抑えられます。
そのため、開業するクリニックの診察科目によってどの機材が必要かを把握することが大切です。
名古屋市でクリニック開業する際に、初期投資を抑える方法としてオススメなのが、リースで医療機器を購入する方法です。
リースを活用することで、毎月一定額の支払いでさまざまな種類の医療器具を使用できます。
また、内装工事を含めた各種工事にも相応の費用が必要になります。
内装工事を依頼する際には複数の業者に見積もり依頼を行い、施工内容や価格などを比較しましょう。
このように、少しの工夫でクリニック開業のための初期投資を抑えることが可能だといえます。
名古屋には多くのクリニックが存在しているため、初期投資を抑えながらも来院数を伸ばせるグレードの高い設備の導入や内装工事を行うなどの差別化が必要です。
クリニック開業の際には、少しの工夫で費用を抑えられる可能性があります。
そのため、リース会社や内装工事業者など、専門業者に相談して初期投資を抑えるアドバイスをもらうことをオススメします。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。