クリニック店舗を開業するために必要な準備はさまざまあります。
このような情報を事前に把握していることで、開業に向けて計画的に準備を進めることができるでしょう。
また、開業に必要な資金がどれくらいかを知っておくことで、事業計画を前もって作成することも可能です。
今回は、クリニック店舗の開業に必要な準備や資金についてご紹介いたします。
クリニック店舗を開業する際は、事前に『事業計画の作成』『物件の選定』『内装工事・設備の導入』『申請』の4つの準備が必要になります。
『事業計画の作成』では、クリニック経営における目標や、目標を達成するための戦略などを明確にします。
また、キャッシュフローを視野に入れた資金計画や収支計画を明確にすることも必要です。
これらの情報は今後経営を行っていくための指針になるだけではなく、金融機関から融資を受けるためにも重要な役割を担っています。
事業計画を作成し融資の目処がついた時点で、次は『物件の選定』です。
一口にクリニックの開業といっても、都心部なのか郊外なのか、駅前なのか住宅地なのかなど、選択肢はさまざまです。
また、その地域に競合があるかどうかも重要な要素になります。
開業するクリニックにマッチした立地、競合が少ないエリアを中心に、物件の選定を行いましょう。
条件にマッチする物件が見つかったら、『内装工事・設備の導入』を行います。
診療科目や予算を加味した医療機器の導入、患者様に安心して来院いただけるような内装工事を行いましょう。
開業までの準備がすべて済んだら、最後は『申請』です。
クリニックを開業するためには保健所や厚生局への届け出を行う必要があります。
届け出を行わなければ開業が認められないため、期日や提出ルールに気を付けて申請を行いましょう。
以上がクリニック開業までに行う準備の大まかな流れです。
クリニック店舗の開業には、およそ5000万円から8000万円の資金が必要になります。
この金額には内装工事を含めた建物の工事費、使用する医療機器の費用、広告費などを含めた初期運転資金が含まれます。
ただし、開業に必要な資金は、開業するエリアや診療科目などによっても変動するため、注意が必要です。
開業に必要な資金を全て自己資金で補うことが難しい場合には、金融機関に融資の依頼をしましょう。
金融機関に融資の依頼を行う場合には、経営計画を明確にさせた事業計画書の提出を行う必要があります。
そのため、融資相談の前に事業計画書を用意し、担当者に納得してもらえるように準備をして打ち合わせに臨みましょう。
クリニック店舗の開業を失敗させないためには、患者様が安心して受診できる環境づくりを行うことが大切です。
クリニックでよくあるトラブルの1つとして、待ち時間が長いことが挙げられます。
待ち時間が長いクリニックには、患者様は通いたくないと感じる可能性があるでしょう。
このトラブルを回避するためには、予約システムの導入や待合室の受付アナウンスを変えるなどの対策が必要になります。
また、待ち時間の最中でもくつろげるような内装の工夫なども欠かせません。
患者様が落ち着けるホワイトやブルーをメインにした内装にして、不安やストレスを軽減させることなども効果的です。
クリニックは体調に不安を抱えた方が多くいらっしゃる空間です。
そのため、安心感と快適さを考慮して、患者様の立場に立った対策を検討しましょう。
今回は、クリニック店舗の開業に必要な準備や資金についてご紹介しました。
クリニックの開業には多くの資金と、さまざまな準備が必要になるため、相応の時間と労力がかかるでしょう。
また、開業を成功させるためには患者様がくつろげる内装にすることが大切ですが、内装工事には多くの費用が必要になります。
そのため、クリニックを開業する際の内装工事で少しでも費用を抑えたい方は、信頼できる専門業者に相談することをオススメします。
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これから開業されたり、新店舗をお考えの方々にオススメです。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。