近年はテレワークに移行する企業が増えており、それに伴って外出の機会が減少している方も多いです。
そのため、運動不足を解消することを目的にスポーツジムやパーソナルジムに通う方が増加しています。
このような状況の中、スポーツジムやパーソナルジムの開業を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スポーツジムやパーソナルジムを開業する際は、運動を快適に行える空間というだけでなく、店舗デザインにも注目することが大切です。
そこで今回は、スポーツジムやパーソナルジムの開業ポイントと店舗デザインについて、ご紹介させていただきます。
ジムを開業する前は、どのようなターゲットに対して、どのような目的を持った運営にするのかを明確にしましょう。
ジムを利用してもらいたいターゲットによって、コンセプトや運営方法は大きく異なります。
例えば、仕事帰りの方がターゲットの場合は24時間営業にすることや、高齢者の方をターゲットにするのであれば健康維持・向上を目的とした施設にするなどです。
このようなコンセプトが明確になれば、次は運営する場所と設備を決めましょう。
ターゲットとマッチしたエリアで運営し、ニーズに合った設備を導入することで、効率的に利用者を集められます。
仮にニーズに合っていない設備や必要以上に高性能な設備を導入してしまうと、余計なコストが発生してしまうので要注意です。
ジムのコンセプトや立地、設備を慎重に検討して、開業することをオススメします。
ジムの中には、非常に重たい器具を設置します。
そのため、床が器具の重さに耐えられるような内装工事が必要不可欠です。
一般的なテナントビルの耐荷重は1㎡あたり約300kgが平均値といわれていますが、器具がそれ以上の重さになる可能性もあります。
ジムを開業する際は建物の耐荷重を必ず確認し、必要に応じて重さに耐えられるような施工を検討しましょう。
万が一耐荷重を超えてしまうと、床の傷や凹み、傾きなどを引き起こす原因になりかねません。
また、これらのトラブルが原因で器具が倒れるなどの大きな事故につながる可能性もあるため、要注意です。
耐荷重だけではなく、防音仕様にすることも重要なポイントです。
ジムは予想以上に大きな音が発生するので、近隣住民の方々とのトラブルが起こりかねません。
音のトラブルを未然に防ぐためにも、防音材を使用した内装工事を行いましょう。
ジムを開業した後は、多くの利用者を集めることが大切です。
また、利用者に長く通っていただくためには、魅力的な店舗デザインが欠かせません。
長く通いたいと思わせる魅力的な店舗デザインのポイントは、清潔感と使いやすさの2点です。
店舗デザインを決めるときは、この2つのポイントを抑えておくことが大切になります。
まずは、清潔感です。
ジムは不特定多数の方が利用し、運動して汗を流す施設であるため、汚れが蓄積されやすいです。
仮に汚れが目立っていると利用中に不快な気持ちになり、既存の利用者が離れてしまうでしょう。
しかし、清掃しやすい店舗デザインであれば、利用者にとっても快適な空間を実現できるといえるでしょう。
清潔感だけではなく、使いやすさも重要です。
ジムは利用者が好きな時間に好きな器具で、トレーニングを行えます。
そのため、移動をスムーズに行えるデザインでないと、ストレスが溜まってしまうのです。
移動しにくい店舗デザインでは、利用者同士の接触などによるトラブルが起こる可能性もあるでしょう。
しかし、ストレスなく移動できる店舗デザインにすることで、利用者がトレーニングに集中できます。
このように、長く通いたいと思わせる店舗デザインのポイントを事前にチェックしておきましょう。
今回はスポーツジムやパーソナルジムの開業ポイントと店舗デザインについて、ご紹介させていただきました。
ジムは多くの方が利用する施設であるため、軽微な問題でも利用者が不快に感じてしまうことが起こり得るのです。
ストレスなく快適に利用していただくためには、店舗デザインの工夫が欠かせません。
いくつかのポイントを抑えた店舗デザインを行うことで、多くの方に利用され続けるジムになるのです。
ジムは通常の店舗と異なった工事が必要になるケースもあるため、開業を検討されている方は専門業者に相談してみましょう。
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これから開業されたり、新店舗をお考えの方々にオススメです。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。