こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
「店舗のデザインにかかった費用に関する勘定科目がわからない」
このようにお考えの方は多いと思います。
内装工事の会計処理をするにあたって、デザイン料の仕訳には悩みやすいです。
そこで今回は、内装工事のデザイン料に関する勘定科目について解説します。
最初に、店舗デザインについて解説します。
店舗デザインとは、店舗の開業にあたって店内の雰囲気や外装および内装のデザイン、設備の配置について計画して、図面を作る作業です。
デザインを請け負う専門業者に依頼する場合や、内装工事施工業者の専属デザイナーが担当し、デザインから施工までをワンストップで行う場合があります。
デザイン会社と施工会社を分ける場合には、デザイン料は設計費用と施工費用に分かれます。
一方、デザインも施工も一括で請け負う会社に依頼する場合、デザイン料が施工費用の中にまとめて計算されている場合が多いです。
そのような場合には、会計処理を見越して設計費用と施工費用の内訳を提示してもらうと良いでしょう。
また、店舗のデザイン料は会社によって大きく異なりますが、大抵50万円程度と設定しています。
具体的な算出方法は様々ですが、総施工費の10〜15%程度と考えておくと良いでしょう。
また、1坪あたり3〜10万円程度と考えるのも良いです。
次に、デザイン料を仕訳する際の注意点を紹介します。
内装工事に関わる勘定科目は、「建物」、「建物付属設備」、「備品」の3つの項目とそれ以外の「諸経費」に分けられます。
そして、デザイン料は諸経費に仕訳することが多いです。
しかし、デザイン料が数十万円以上になる場合、諸経費として計上できない可能性があります。
なぜなら諸経費は、少額であることを前提としており詳細は適宜確認する必要があるからです。
このような場合には、「建物」として計上します。
また、建物に一括せずに計上する場合は、建物と建物付属設備と備品のそれぞれの項目に分けて計上します。
デザイン料は意外に費用が高くなることが多いため、経費計上しない可能性があることを踏まえて会計処理をしましょう。
以上、内装工事のデザイン料に関する勘定科目について解説しました。
今回の記事を参考に、内装工事の会計処理をスムーズに進めてください。
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大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。