こんにちは!Balboa studioのスタッフの近藤です。
「店舗デザインという言葉を耳にしたことはあるけど、どのようなものなんだろう?」
「内装の設計を依頼するときには何に注意すればいいかな?」
このように、店舗デザインが良くわからなくてお困りの方はいらっしゃいませんか?
店舗デザインとは簡単に言うとお店の内装をデザインすることで、依頼する前に基礎知識や注意点を知っておくことは大切です。
そこで、今回は「店舗デザインの基礎知識と注意点」をご紹介します。
店舗デザインとはお店をデザインすること、つまり店の内装をデザインして設計することを指します。
デザイナーはテーブルや椅子などの家具、壁紙や床を色や素材、形などがお店のコンセプトに合うかどうか考慮して選びます。
これらのお店の雰囲気を作る作業だけではなく、店内の面積を考慮したうえで、テーブルなどの家具の配置、レイアウトを決め図面に落とし込みます。
このように、家具選びから店内のレイアウトを作成する一連の作業を店舗デザインと言います。
店舗デザインは設計までしかしないので、設計後にその図面をもとにして内装工事を行います。
工事は、デザインを依頼した業者と別の施工業者に依頼、もしくは、同じ業者にデザインと工事の両方を依頼できます。
前者の場合、双方の業者がお互いを監視しながら作業ができるというメリットがあります。
後者は、設計と施工のデータの共有がスムーズで工事中のトラブルが起きにくいというメリットがあります。
どちらが優れているというわけではないので、ご自身に合ったやり方で依頼すると良いでしょう。
店舗デザインの費用は多くの場合「総施工費の10~15%」、「一坪当たりの価格で割り出す」という2通りの方法があります。
依頼する業者によってどちらの手法なのか様々ですが、店舗の内装を作る大がかりな工事なので予算は多めに確保しておきましょう。
準備段階で最も重要なことは内装のコンセプトをしっかりと決めておくことです。
内装工事は大がかりな工事なので気軽にやり直しはできません。
事前にコンセプトを明確にしてデザイナーと共有することで、イメージ通りの内装を実現できます。
コンセプトを明確にするためには5W2Hを考えるのがおすすめです。
5W2Hとは「WHY(なぜ?)」「WHO(誰に?)」「WHAT(何を?)」「WHERE(どこで?)」「WHEN(いつ?)」「HOW(どのように?)」「HOW MUCH(いくら?)」の頭文字をとったものです。
例えば、大学近くの食堂のコンセプトを考えてみましょう。
5Wは「大学生に健康的な食事をしてもらう」ために、「近所の大学生」向けに「栄養バランスのいい定食」を「大学から徒歩五分圏内」で「時間は11:00~21:00」で営業する、このように決めます。
2Hは「客席を多くして並ばず、気軽に来られる」ように営業し「1000円未満の価格」で提供するという風に決めます。
このように5W2Hを明確にして店のコンセプトを決めると、この店舗に適した内装がかなり見えてきます。
内装のコンセプトを決めるときは5W2Hを考えるようにしましょう。
店舗の内装イメージに近い写真をネットや雑誌などで探して用意しておきましょう。
イメージに近い写真を用意し、デザイナーと共有することでかなりイメージに近い内装にできます。
また、イメージが固まっていない場合や、参考資料がない場合、料金が上乗せで高くなるケースがあるので前もって用意しておきましょう。
今回は「店舗デザインの基礎知識と注意点」をご紹介しました。
店舗デザインを依頼する際には、コンセプトを明確にして内装のイメージを固めておくことが大切です。
注意点を把握しておき、イメージ通りの内装を設計してもらいましょう。
もし何かわからないことがありましたら、お気軽に当社にご連絡ください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。