こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
飲食店を経営している方の多くは、お店のリピーターを増やすためにはどうしたらいいのか、と考えることが多いと思います。
お店のリピーターを増やすためには、居心地がよく過ごしやすい空間を作ることを意識することが大切です。
リピーターが増えると新規の顧客も増えるので、お店の空間づくりにはかなり力を入れるべきだと言えます。
そこで、今回は「飲食店の空間づくりとして意識するポイント」をご紹介します。
飲食店の空間づくりを考える際に重要なことは、内装のレイアウトを考えることです。
お客様に居心地がいいと思ってもらうことはもちろん、従業員が効率的に業務に取り組めるように工夫することで、回転率を高められます。
最初に内装のコンセプトを決めましょう。
コンセプトを決めることはリピーターを効率的に増やすための準備なので、不明確なコンセプトにするとちぐはぐな雰囲気になってしまいます。
コンセプトを決めるときには5W2Hを考えましょう。
5W2Hとは「WHY(なぜ?)」「WHO(誰に?)」「WHAT(何を?)」「WHERE(どこで?)」「WHEN(いつ?)」「HOW(どのように?)」「HOW MUCH(いくら?)」の頭文字をとったものです。
ここでは、大学生向けの居酒屋を例に話をしてみましょう。
「WHY(なぜ?)」は「そのお店を開く理由」なので、「多くの学生にお酒を味わう楽しさを知ってほしい」などです。
「WHO(誰に?)」は「メインの顧客は誰?」ということで「居酒屋近くの大学生」です。
「WHAT(何を?)」は「どんなメニューにするか」ということで「宴会で頼みやすい食べ飲み放題と一人でも来やすい一品料理」などです。
「WHERE(どこで?)」は「どこに店を開くか」ということで「大学から徒歩10分圏内」などが的確でしょう。
「WHEN(いつ?)」は「営業時間」ということで「大学生の活動時間に合わせて17:00~25:00」です。
「HOW(どのように?)」は「どのように営業するか」ということで「学生のバイトを多く雇い大学生が気軽に来られるようにする」などです。
「HOW MUCH(いくら?)」は「メニューの価格帯」ということで「一品500円未満で割り勘がしやすい価格、食べ飲み放題は3000円」などです。
このように5W2Hを明確にすることでお店のコンセプトが明確になります。
売上を上げるためには客席の数を増やして来客数を増やすことが不可欠ですが、単純に客席数だけを増やせばいいというわけではありません。
例えば、落ち着いた雰囲気のオシャレなカフェの客席がファミレスのように整然とたくさんあるとお店の雰囲気とミスマッチです。
また、客席を増やして通路を狭くすると、窮屈でストレスを感じます。
お客様が満足してくれるかは、料理やドリンクだけでなく満足して食事を楽しめるかどうかということを意識して客席の数を決めましょう。
従業員に働きやすい環境を提供できるかも空間づくりには重要な要素です。
まず「このお店で働きたい」と思ってもらうことで従業員の確保ができ、お客様に与える印象も良いものになります。
働く環境が良いことがお店の宣伝にもつながるので、働く環境を整えることはリピーターを増やす要因と言えるでしょう。
さらに、仕事の効率が上がるのでお店の回転率が向上し、売上の増加にもつながります。
お店の雰囲気づくりは客席の配置など以外にも意識を向けるポイントが4つあるので、順にみていきましょう。
お店に使える素材には、自然素材の木や石、人工素材のガラスやプラスチックなどがあります。
どの素材を使うかによってお店の雰囲気は全く異なります。
人の記憶は五感に結びついて残りやすいので、触って質感を感じられる自然素材をある程度使用すると良いでしょう。
人工素材は掃除などのメンテナンスがしやすいという点で優れています。
直線と曲線、角があるかないか、線のイメージか面のイメージか、などの形について考えます。
例えば直線の多い店は人工的でクール、無機質な印象で、曲線が多いと自然的なイメージがあり柔和な印象になります。
曲線が強すぎると自然なイメージではなくなるので注意が必要です。
お店のコンセプトに合った色を選択します。
お店全体で壁や床などのベースの色を7割程度にして、ドアや家具などメインの色を2~3割、雑貨などのアクセントの色は1割未満にすると色のバランスが良くなります。
今回は「飲食店の空間づくりとして意識するポイント」をご紹介しました。
お店の空間づくりにはコンセプトを決め内装のレイアウトを考えることが大切です。
もし何かわからないことがありましたら、お気軽に当社にご連絡ください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。