こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
クリニックを新しく開業しようとお考えの方はいらっしゃいませんか。
クリニックと聞くと、きれいで快適なイメージをお持ちの方は多いでしょう。
では、そのような理想の空間にするにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、デザイン会社がクリニックの店舗デザインについて解説します。
そもそもクリニックの定義をご存じでしょうか。
クリニックと病院は異なります。
具体的には、病床や診療科の数によって分けられます。
病院は、20以上の病床と複数の診療科を持つ医療機関を指します。
また、先進的な大学病院などの施設も病院に該当します。
そして、病院では、重症患者の診療を行います。
一方、クリニックは病床数が20未満の有床診療所と病床がない無床診療所、歯医者などを指します。
また、クリニックでは、身近な疾患を扱います。
たとえば、慢性期疾患やけが、軽い病気などが挙げられます。
このように役割が分かれているのはなぜでしょうか。
その理由は多くの人が適切な場所で、適切な診療を受けられるようにするためです。
この2つのどちらが欠けてもスムーズに診察は行えません。
続いては、クリニックを建てる上で注意することを4つお伝えします。
1つ目はカルテの棚は広めに確保することです。
近年は電子カルテを使う傾向が高いです。
では、なぜカルテ棚のスペースを確保する必要があるのでしょうか。
クリニックは実際に運営を続けていくと、電子カルテだけでは難しくなる場合があります。
そのため、ある程度の量のカルテを保管しておくスペースを確保しておくと良いでしょう。
加えて、カルテには個人情報が含まれているので、中身が他の患者の方に見えないような工夫をする必要があります。
そのために、受付スタッフの後ろなどに大きな棚で収納すると良いでしょう。
2つ目は診療所を余裕のある空間にすることです。
そのために、診療所内のスペースはなるべく広くすることをおすすめします。
妊婦の方や車椅子の方のストレスにならないような、動きやすい空間作りを意識しましょう。
3つ目は防音対策を確実に行うことです。
クリニックはプライベートな話や身体のことなどが話題になるので、周囲の方に聞かれたくない方がほとんどです。
そのため、防音対策はしっかり行いましょう。
4つ目は衛生面を徹底することです。
衛生面や清潔感は非常に重要です。
また、それらを徹底していることを患者様に示すことで安心感を与えられます。
具体的には、消毒液の設置や入口へのエアカーテンの設置などを行いましょう。
近年は新型コロナウィルスにより、世界中のクリニックの設計に大きな影響が出ています。
では、今後はどのようなクリニックが求められるのでしょうか。
それは、あたたかみのある内装を取り入れたクリニックです。
あたたかみのある内装とは、ユニバーサルデザインの観点によるものです。
その他には、歯医者の天井にモニターがあり、患者様が自由に動画を視聴できるクリニックもあります。
今後のクリニックでは、これらの患者様視点の環境が求められるでしょう。
さらに、換気や非接触など新型コロナウィルス対策を徹底した環境作りが必要でしょう。
今回は、クリニックの開設をお考えの方へおすすめの店舗デザインについて解説しました。
クリニックのあり方や内装を考える上での注意点についてご理解していただけたのではないでしょうか。
当社では、お客様のニーズに合わせた店舗デザインをご提案させていただきます。
店舗デザインでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。