こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
当記事ではジムの開業を検討中の方に向けて、知っておいた方が良いことやデザインを考える上で気を付けるべきことを紹介します。
ジムにも種類があることをご存知ですか。
フィットネスジムとパーソナルジムの2つに分けることができます。
フィットネスジムは規模が大きく、一度にたくさんの人が利用できます。
専属トレーナーはつかず、顧客が自由にトレーニングできるジムです。
プールやサウナお風呂などの設備が充実していることが多いです。
開業の際の注意点として、立地の自由度が制限されたり、プールを設置する際は特殊な防水処理が必要になったりします。
パーソナルジムは規模が小さく、1度に利用できる人数には制限があります。
専属のトレーナーがついてくれるので、顧客1人1人にあった最適なトレーニングメニューを提案することが可能です。
フィットネスジムと比べると設備が充実していないというデメリットがあります。
またマンションの1室を借りて開業する場合は床や防音が対策されているか注意しましょう。
次に開業までの流れを簡単に紹介させていただきます。
7つのステップに分けることができます。
1ステップ目はどんなコンセプトでやりたいのか、どんな客層をターゲットにしたいのかを明確に決めることです。
立地場所をオフィス街にするのか住宅街にするのかも、ここを明確にすることで決まるので、まずはコンセプトとターゲットを決める必要があります。
2ステップ目は設備資金と運転資金を把握しましょう。
設備資金とは開業する際に必要になる経費で、運転資金とは俗に言うランニングコストのことで毎月の費用を指します。
3ステップ目ではジムの種類を決めます。
ジムの種類とは既に紹介したフィットネスジムかパーソナルジムかです。
どちらにするのかは手持ちの資金と相談して決めると良いでしょう。
はじめのうちは上手くいくかもわからないので、小さくはじめられるパーソナルジムをおすすめします。
4ステップ目で物件を見つけます。
既に決めているコンセプトとターゲットから商圏を定めて物件を探しましょう。
住宅街の近くなのか、駅前で人通りが多い所なのか、主婦の方が多い所なのか、などしっかり調査をすることで、届けたい顧客に適切にアプローチができ、売り上げにもつながります。
5ステップ目では内装工事を行います。
物件が決まれば、コンセプトに合わせた内装工事に進むことができるでしょう。
マンションの1室を借りるような場合は、床の耐荷重の確認や防音対策に気を配った内装にしてください。
6ステップ目は器具を集めます。
これがなければトレーニングをすることができません。
大きい器具を集めて室内が窮屈になってしまわないか、器具を集めすぎてしまうことで床の耐荷重を超えてしまわないか注意しましょう。
最後に開業届の提出です。
開業届は原則、開業してから1か月以内に税務署に提出することになっています。
以上が簡単な開業までの流れです。
最後に店舗デザインを考える上で気を付けるべきポイントを紹介します。
まず1番重要なのは清潔感です。
トレーニングをするという性質上、不特定多数の人が汗を流し、同じ器具を共同で利用します。
そういう場だからこそ、より一層清潔感が問われます。
もう1つはスムーズに人が動ける動線までデザインすることです。
フィットネスジムであれば多くの人が1つの空間に集まります。
他の人がいることで自分の動きが制限されたり移動しにくかったりすると、そのジムの魅力は下がってしまうでしょう。
当記事ではジムの種類や開業の流れ、デザインする際のポイントを紹介しました。
ジムの開業を検討中の方の参考になれば幸いです。
店舗デザインでわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。