こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
今回の記事では高級焼肉店を開業する際の店舗デザインについて紹介します。
開業をお考えの方は是非参考にしてみてください。
高級焼肉店の店舗デザインを考える際に重要なのは、大衆向け焼肉店と区別をすることです。
焼肉店と言ってもサービスや内装には様々な違いがありますよね。
違いを明確にして、想定する客層に対して適切なアプローチをすることが重要です。
高級焼肉店の開業を考えている方はもちろんですが、他の業種で開業を考えている方も参考にしてみてください。
では、なぜ高級焼肉店か大衆向け焼肉店にするのかを明確にする必要があるのでしょうか。
それは焼肉店の売り上げが客層や客数と客単価で決まるからです。
ターゲットが明確でないと集客力やリピート率を上げられません。
焼肉店の外観や提供される商品、店内の雰囲気などを総合して、訪れた人々は居心地が良かったか否かを判断します。
居心地が良かったと感じた人がリピーターとなるので、ターゲットにする客層に合わせた店にする方が集客率やリピート率を上げられます。
これらを踏まえた上で高級焼肉店、大衆向け焼肉店、それぞれにどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
高級焼肉店に合う店舗デザインには以下のようなものが挙げられます。
・個室がある
・空間に余裕がある
・カウンター席がある
・店内が明るすぎず、間接照明が用いられている
大衆向け焼肉店と違う点は、格式の高さを感じられるような設計になっている点です。
反対に大衆向け焼肉店の店舗デザインを設計する際には、以下のようなことを意識すると良いでしょう。
・カジュアルで入りやすい雰囲気
・賑やかで明るい雰囲気
・オープンな印象
このように同じ焼肉屋さんでも価格帯や客層が違えば、適切な店舗デザインは変わってきます。
足を運んでくれるお客さんの居心地が良くなるように店舗デザインを配慮するようにしましょう。
高級焼肉店の店舗デザインを考えるなら照明にこだわりましょう。
ここでは飲食店を経営する際に、照明が重要な役割を果たしているということを紹介します。
高級な店のライトは直接照明よりも間接照明の方が適しています。
直接照明とは対象物を直接照らして明るくするもので、間接照明は床や壁などに光をあてて間接的に空間を明るくするものです。
間接照明を用いると光と影のグラデーションができたり、光の当たっている箇所の素材で光の見え方が変化したり、凹凸で細やかな影が生まれたりします。
その繊細さが美しさや高級感を演出しやすいので、間接照明が適しているのです。
基本的には、電球色を使うと料理が美味しそうに見えます。
火に近い光で食材を照らすことで、調理をする際に利用する火のイメージを無意識的に伝えられるからです。
発色の良い野菜や、くすんだ色の魚や肉など、それぞれに適した光はあります。
しかしテーブルには様々な料理が運ばれてくるので、バランスの良い電球色のライトにしておくと無難でしょう。
ディスプレイでは電球色ではなく、食材の色に合わせた照明器具を選ぶようにしましょう。
その方がより新鮮な食材に見えるため、おすすめです。
色温度の高い照明器具を使う際は、その光が店内の客席に漏れないように配光計画をしましょう。
今回の記事では高級焼肉店の店舗デザインを考える際のポイントを紹介しました。
大衆向け焼肉店との違いを明らかにして想定している客層に居心地の良さを感じてもらうこと、照明のもっている力を活かして高級な空間を演出することが重要です。
高級焼肉店に限らず、開業を考えている方は当記事を参考にしてみてください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。