こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
飲食店を開業される方にとっては、店舗デザインというのはとても大切ですよね。
ただ、もちろんデザインは大切ですが、デザインだけでなく、機能面にも注意が必要です。
そこで今回は、デザインと機能面のバランスがとれた店舗にするために、注意点を解説していきます。
ここからは、飲食店での店舗デザインの注意点をいくつか見ていきましょう。
まず、紹介するのは、厨房をオープンキッチンにする場合の注意点についてです。
オープンキッチンの注意点ですが、この場合スタッフのストレスについても考慮しておきましょう。
オープンキッチンは客席から調理している姿や調理場が見えるため、スタッフがどのように調理しているのか、調理器具は清潔かどうかなどを確認でき、店舗としても清潔感をアピールできます。
しかし、スタッフ側からすると常に見られているという感覚になり、それがストレスとなることもあります。
そのため、オープンキッチンを採用する際は、スタッフのストレスになる可能性もあることを考慮したうえで採用しましょう。
また、空調や動線にも気をつける必要があるでしょう。
オープンキッチンは開放的な空間であるからこそキッチン内の煙やにおいが客席に漏れてしまいます。
調理中のおいしそうなにおいであれば良いかもしれませんが、下水のにおいなど人が不快に思うようなにおいが客席に届かないように配慮しましょう。
動線についてもオープンキッチンの場合は、特殊な場合がありますので、十分注意しましょう。
カフェにも設置されており、おしゃれな印象を与えるテラス席ですが、意外な注意点があります。
それは、管理者・ビルオーナーへの確認が必ず必要であることです。
テラスを設置可能か、照明や設備などが設置可能なのかどうかなどいくつか確認する必要があります。
テラス席を設けてからトラブルが発生するということがないように、事前に確認を取りましょう。
そうすることで、無駄なトラブルを避けられるでしょう。
また、店外に設置するので、天候や騒音にも注意しましょう。
店外は店内とは違い、近隣へ音が漏れやすいため、店内の時よりいっそう騒音には注意が必要です。
また、天候にも気をつける必要があり、雨の日にテラス席はどうするのか、放置しておくのか、片付けるのか、猛暑の日はどのように対応するのかなど、天候によってテラス席をどうするのか考える必要があります。
1階と2階が店舗であるなど複数階にまたがって飲食店を経営する場合の注意点を見ていきましょう。
この場合の注意点はまず、スタッフが移動しやすい動線を確保する必要があります。
スタッフとお客様が同じ階段を使用、かつ階段の幅にあまり余裕がない場合などを考えてみましょう。
スタッフが上階にご飯を届ける、お客様が上階の席に向かう、お客様が上階から下階に降りるなど様々な用途に階段は使用され混雑することが予想されます。
そのため、お客様にはストレスがかかり、スタッフは効率的に配膳ができなくなってしまうのです。
これは一例ですが、このようなことも考慮にいれたうえで、複数階にまたがった飲食店を運営する場合は、動線を意識する必要があると言えるでしょう。
今回は、デザインと機能面のバランスがとれた店舗にするために、注意点を解説してきました。
それぞれどのようなことに注意すればよいかご理解いただけましたでしょうか。
当社では店舗デザインに関するご相談を随時受け付けております。
店舗デザインに興味をお持ちの方は、ぜひ一度お問合せください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。