こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
飲食店を経営中の方で、コロナが心配という方は多いのではないでしょうか。
コロナ禍において飲食店で大切なことのひとつに、換気があります。
店舗改修で換気設備を整えるにあたってのポイントについて、詳しく紹介いたします。
コロナ禍において、感染拡大防止のためには換気やソーシャルディスタンスが大切だとされています。
飲食店でも対策できるものに、換気設備の拡充があります。
そもそも飲食店ではコロナ対策以外においても換気が大切とされています。
飲食店の換気と聞いて思い浮かべるのは、厨房での換気ではないでしょうか。
確かに、厨房において換気は大切な役割を果たしています。
しかし、それだけでなく店内でも換気は重要なのです。
換気を疎かにしてしまうと発生してしまう問題にはさまざまなものがあります。
まず思い浮かぶのは、匂い関係の問題ではないでしょうか。
換気設備が不十分で店内の空気が淀んでくると、店内に匂いがこもってしまったり、お客様の服に匂いが付着してしまったりといった問題が起きてしまいます。
匂いがきつい店は敬遠されてしまいます。
また、換気が不十分で起きてしまう問題は匂い関係だけではありません。
換気が不十分であるということはつまり、店内から空気が出入りしにくくなり、密閉に近い状態になっているということです。
このような状態の場合ドアに圧がかかってしまい、うまくドアが開かなくなってしまうことがあります。
ドアが開いたら勢いよく風が店内に入ってきて、物が飛ばされたり、物が飛び込んできたりしてしまう恐れがあります。
このような状態を回避するためにも、換気設備は充実させましょう。
店内をうまく換気するには、換気設備の充実が大切です。
換気設備と聞いて何を思い浮かべる方が多いのでしょうか。
多くの方は換気扇を思い浮かべるでしょう。
換気扇は換気設備の中でも排気設備のひとつに分類されます。
換気においては排気設備が重要な役割を果たします。
排気設備には3つの種類があることはご存知でしょうか。
それぞれの特徴について、ポイントで紹介いたします。
まずは、壁面に直接穴を開けてそこに換気扇を取り付ける方法です。
この換気工事は最も低いコストで工事が実現できます。
ただ、周辺環境によっては設置が禁止されている場合があるため、注意しておきましょう。
二つ目は、天井内にダクトを通して、内部に換気扇を取り付けて他の場所に排気するといった方法です。
この排気方法のメリットは排気場所を自由に選べるという点です。
そのため周囲に影響の少ない場所を選んだ排気が可能なため、周辺に建物が多い場合に魅力的でしょう。
そして三つ目は、長いダクトを使用して、屋上に排気するという方法です。
基本的には二つ目の方法と同じですが、屋上までダクトを引き上げるための設置工事が必要なため、コストがかかります。
排気工事には三つの方法があるとご紹介しました。
基本的には費用や効果で選ぶのですが、場合によっては選択肢がないという場合があります。
いずれにせよ、排気工事を頼む際に専門家に相談して最適な排気設備を選ぶようにしましょう。
また、換気においては排気の他に吸気も重要です。
空気の出口と入り口に注意した換気設備の設置を心がけましょう。
コロナ禍において飲食店に訪れるお客様は、今までよりも換気に敏感になっています。
お店に立ち寄ってもらえるかどうかの条件の一つに、換気設備がしっかりしているかといった判断基準をお持ちのお客様もいらっしゃるでしょう。
そのようなお客様を取りこぼさないためにも、換気設備の充実を検討してみてはいかがでしょうか。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。