こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
店舗デザインの依頼はどのような人に依頼するのか分からなくてお悩みの方はいらっしゃいませんか。
店舗デザインは自分で考える方もいらっしゃいますが、専門家に依頼することが一般的です。
どのような人が店舗デザインを考えているのでしょうか。
店舗デザインを行う人のことを、店舗デザイナーと呼ぶことがあります。
店舗デザイナーは、店舗の空間演出を担います。
展示スペースの図面のデッサンや、小道具の効果、セットの作り方、空間構成や色彩バランス、商品の置き方や光の使い方などを考えて、店舗デザインを行います。
どのようなことを念頭に置いて店舗デザインを行うのでしょうか。
店舗デザインを考える際に一番重要な点は、利益が出る店舗デザインにすることです。
住宅デザインとは異なり、不特定多数のお客さんの目につくということを考える必要があります。
店舗デザインと一言で言っても、店舗の業態によってデザインの魅せ方は様々です。
住宅のように普段の生活を快適にするデザインは行われません。
楽しい空間や落ち着く空間、静かな空間や安らぐ空間など、非日常的なデザインをすることがメインになってくるでしょう。
もちろんあえて日常を演出する場合もありますが、店舗によって異なります。
また、イメージだけでなく利益率や回転率も同時に考える必要があります。
例えば、単価と客数を把握して、それに応じたデザインをする必要があることは知っておくと良いでしょう。
単価が低い店なのであれば、客数や回転数をあげられるようなデザインを考える必要がありますし、逆に客数が少ない店なのであれば、単価や滞在時間を増やせるようなデザインにした方が良いでしょう。
このように店舗について多角的に考えるのが店舗デザイナーの仕事です。
店舗デザインは誰にでもできるとお考えの方も多いでしょう。
しかし、良い店舗デザインをするには店舗デザインについて学ぶ必要があります。
また、建築物に関する理解や、図面の書き方は最低限身に付けておいた方が良いでしょう。
このように、良い店舗デザインを考えるには、さまざまな要素が大切です。
店舗デザインで重視されるのはセンスですが、センスを可視化することは難しいです。
そのため、店舗デザイナーが自分の実力を可視化するために、資格を取得する場合もあります。
店舗デザイナーが取得する資格には、空間ディスプレイデザイナー認定試験やインテリアコーディネーターなどがあります。
空間ディスプレイデザイナー認定試験では、どのような試験が行われるのでしょうか。
空間ディスプレイデザイナー認定試験では、知識や技術レベルの証明が目的とされています。
陳列の知識や技術、色彩演出、照明技術などさまざまな技能が必要とされ、それらの技能を証明するための試験が行われます。
試験は年に5回ほど実施され、在宅で行えるため手軽に資格取得が可能です。
では、インテリアコーディネーターはどのような資格なのでしょうか。
インテリアコーディネーターは、インテリア産業協会が認定するインテリアに関する幅広い商品知識を証明するための資格です。
インテリアに関する知識は最適な店舗空間を作るために必要で、インテリア計画や商品選択のアドバイスができることが証明できます。
店舗デザインを考える店舗デザイナーには、さまざまな知識や技術が必要とされます。
資格だけが全てではありませんが、デザイナーを見極める一つの指標にはなりえます。
自分の店舗を良く魅せるためにも、資格を持ったデザイナーや、実績のあるデザイナーを探しましょう。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。