こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
「接骨院の店舗デザインをするときの注意点はなんだろうか。」
「内装デザインはどんな素材を使えばよいのだろう。」
始めて接骨院を開業される方には、こんな疑問を持つ方もいらっしゃいますよね。
今回は、接骨院の店舗デザインにおける注意点やおすすめの素材についてご紹介します。
まずは、お店の顔ともいえる看板のデザインの注意点をご紹介します。
看板デザインの注意点として2つ挙げられます。
1つ目は、派手過ぎたりシンプル過ぎたりするデザインにしないことです。
接骨院は医療行為を行う場所ですので、過度に派手な看板はお客様の信頼を損ない、集客のチャンスを逃してしまうでしょう。
「この接骨院は正しい施術を行ってくれる」というイメージが伝えられるように医療業界らしいシンプルな看板がおすすめです。
しかし、シンプル過ぎるのもよくありません。
近年は接骨院の数が増えてきており、自分のお店の強みをしっかり伝えなければ他のお店との差別化ができません。
「痛くない施術が得意」など、自分がアピールしたい強みがわかるデザインが良い看板の特徴です。
2つ目は、住宅地に開業する場合は接骨院であることをしっかりアピールすることです。
これから接骨院を開業する方の中には、自宅の一部を利用して開業される方もいるかもしれません。
その場合は、接骨院が営業していることを伝えるために看板が重要になるでしょう。
周りの住宅の雰囲気に合わせつつ、接骨院がわかるデザインにしましょう。
また、住宅を利用して開業する場合は、入り口がどこにあるかわかりづらい場合がよくあります。
場所やデザインを工夫して入り口がどこにあるかを示し、お客様がスムーズに入店できるように誘導しましょう。
次に、接骨院の内装デザインの注意点をご紹介します。
まず、内装デザインのイメージをしっかりと内装業者に伝えましょう。
このとき、自分のこだわりポイントをしっかりと伝えないとありふれた接骨院となってしまいます。
他との差別化も計るためにも、雑誌の切り抜きやウェブ上の施工事例でも良いので、自分がこれだと思うデザインがあれば積極的に内装業者に伝えましょう。
イメージを伝えると内装業者はデザイン案を提出してくれます。
このとき、平面図や展開図だけでなく模型を作成してもらうと良いでしょう。
模型の方が完成後のイメージがしやすいので、仕上がりがイメージと違うという事態も避けられます。
また、工事が始まった後もときどき現場見学に行くことをおすすめします。
なぜなら、完成後よりも工事途中の方が修正しやすいので、自分の完成イメージとのずれを未然に防げるからです。
ただし、明らかに無理な修正願いは止めましょう。
後で追加工事額を請求されることがあるので、お互いが納得した上で修正することでトラブルを避けられます。
内装デザインをする上で、接骨院を営業するときの機能性を考慮した素材を選ぶことも重要です。
そこで、接骨院の内装に使う素材についてご紹介します。
まず、床材としては塩化ビニル樹脂のタイルカーペットがおすすめです。
塩化ビニル系樹脂はコーヒーなどをこぼしてもしみになりにくく、汚れに強いのがメリットです。
また、汚れた部分のみをはがして新しいものと交換できるため、メンテナンスがしやすいのもうれしいですね。
次に、壁材については、ビニールクロスがおすすめです。
ビニールクロスは汚れ防止、抗菌、耐水性などの効果があります。
一般住宅とは違い、不特定多数の人が出入りする場所ですので、汚れにくく抗菌効果もある多機能なビニールクロスを使うと安心でしょう。
最後に、天井については防火性能の高い石膏ボードが一般的であり、おすすめです。
また、接骨院のコンセプトによっては板張りにしてナチュラルなイメージを出すのも良いでしょう。
接骨院の店舗デザインにおける注意点やおすすめの素材についてご紹介しました。
お客様に安心して施術を受けてもらえるイメージを店舗デザインで表現しましょう。
ぜひこの記事を参考にして店舗をデザインしてください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。