こんにちは!Balboa studioスタッフの近藤です。
飲食店の店舗デザインにお悩みの方はいませんか?
良い店舗デザインは、集客や売り上げはもちろん、効率的な店舗運営にもつながるので、とても重要です。
そこで、飲食店のデザインを考えるときのコツを内装の場合、外装の場合、居抜き物件の場合に分けてご紹介します。
まず、店舗の内装をデザインするコツを紹介します。
内装デザインの基本的なコツとして、まずはインテリアをお店のコンセプトに合わせて選ぶことです。
具体的にはお客様にフレンドリーなお店を作りたければ、クローズドキッチンよりオープンキッチンにする方が良いでしょう。
また、店内の照明にこだわることも重要です。
照明を明るくすると、お客様の回転率が上がるといわれています。
そのため、たくさんお客様を呼んで回転率を上げたいのなら照明は明るめに、客単価を重視するなら暗めに設定するのが良いでしょう。
そして、内装は必ず店内になければならないものから先に決めましょう。
飲食店の場合はレジの場所を先に決めると、店内全体のデザイン計画を進めやすいでしょう。
動線とは、営業中にお客様やスタッフがお店の中を動く経路のことです。
視覚的なデザインにこだわるあまり、動線の確認をおろそかにすると、窮屈で不便な店になってしまいます。
具体的には、人がすれ違うときにぶつからないとされている120センチメートル程度の空間を空けて、入り口から客席、トイレまでつなげると良いでしょう。
また、ボックス席とボックス席の間の空間は80センチメートルあれば料理を運んだり、接客したりするのにストレスが少ないといわれています。
さらに、厨房内の動線は効率的な運営のために重要です。
ただし、厨房のデザインは修正が難しいため、設計を考えるときから、営業時にどんな動きがあるのかを想定しておきましょう。
良い内装デザインのためには、依頼する内装業者をきちんと選ぶことも重要です。
まずは、依頼する会社の実績を確認しましょう。
過去に設計したお店の写真があれば、内装業者のセンスやどんなデザインの雰囲気もつかめるでしょう。
外装をデザインするときのコツをご紹介します。
お店の外観でまず重要なのが、イメージを統一することです。
お店の外観は全体の色使いや質感から、看板の文字やロゴなどの細部までを統一することを意識しましょう。
お客様は、遠くからはお店全体を見て、近くに来たときは看板を見てお店の雰囲気をイメージします。
このとき、最初に伝わるお店全体のイメージと、次に伝わる看板のイメージが統一することで、ターゲットのお客様に一貫したアピールをできます。
もう一つ重要なことは町の雰囲気に合う外観であることです。
地域の方たちに親しまれるお店になるためには、周りとの調和が欠かせません。
周りの雰囲気に調和しながらも、その中でちょっとした個性を出すことを意識しましょう。
居抜き物件とは、以前入っていた店舗の内装や設備等を、次の借主がそのまま引き継げる物件のことです。
居抜き物件は、全てのデザインを考える必要がなかったり、設備を新調する必要がなかったりとたくさんのメリットがあります。
しかし、居抜き物件には意外な落とし穴も潜んでいるので、注意すべき点を確認しましょう。
まず、厨房の位置が適切かどうか確認することです。
厨房の位置を変更する場合は、水道管、ガス管などを移動する必要があり、一般的な工事よりも工事費がかさんでしまいます。
次に設備に異常がないか確認することです。
厨房に残された機器は、中古品なので、性能や動作の保証はありません。
ガスや水道などのインフラ設備も同様です。
内装業者にチェックをしてもらい、新調または工事をする必要があるかを判断してもらいましょう。
また、害虫や害獣が生息していないかを確認することも必要です。
害虫等が発生しやすい環境だと、駆除や衛生管理に費用がかかります。
店舗デザインのコツをご紹介しました。
店舗デザインにお悩みの方はぜひこの記事を参考にデザインを考えてみてください。
大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。