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こんにちは！Balboa　studioスタッフの近藤です。

美容院を開業したいけど、店舗のデザインをどうすれば良いかわからないという方はいませんか。
実は、美容院の開業を成功させる上で店舗デザインはかなり重要な役割を担っています。

今回は、その理由と、店舗デザインを考える上で重要なこと、内装業者の選び方についてご紹介します。

□美容院の店舗デザインが重要な理由とは

店舗デザインは、新しいお客様に自分のお店のイメージを正しく伝えるために重要です。
なぜなら、店舗のデザインは非常にわかりやすくお客様にイメージを伝えられるからです。
皆さんも、ラグジュアリーなイメージ、ナチュラルなイメージなど、お店の外観を見るだけでお店のコンセプトがイメージできる場合が多いですよね。

カットやスタイリングのサンプル画像で、そのお店のイメージを伝えることもできますが、お客様にとっては判断しにくいでしょう。

また、リピーターのお客様を獲得するときも店舗デザインは重要です。
美容院では、お客様がじっと座っている時間が長いのでお店のデザインをじっくり眺めることも多くなります。
そんなとき、お客様に安心感を与えられる店舗デザインなら、そのお店を気に入ってもらい、再び来店してくれる可能性も高くなるでしょう。

□美容院の内装のポイントとは

ここでは、美容院の内装をデザインする上で重要なポイントを5つご紹介します。

1つ目は、ターゲット層を明確にすることです。
ターゲット層を明確にせず、自分の好みでお店のコンセプトを立てても、お客様を集めるのは難しいでしょう。
なぜなら、そのコンセプトにお客様の需要があるとは限らないからです。

そのような事態を避けるためには、出店する場所の客層や競合店のコンセプトなどを調査する必要があります。
その上で、競合店との細かい差別化戦略を考えていくのがよいコンセプトを考える秘訣です。

もし、こだわりのコンセプトがある場合は、そのコンセプトにぴったりの立地を探して出店するのが良いでしょう。

2つ目は、見た目のインパクトです。
美容院を開店して間もないころは、必ず新規のお客様を獲得しなければなりません。
新規のお客様は、ネットや雑誌などのメディアの情報を得て来店することが一般的です。
そのため、メディアでも目を引くようなインパクトのあるデザインが必要です。

3つ目は、お客様の視点でデザインすることです。
お客様が使いやすい店舗にすることも重要でしょう。
自分がお客様になったと想定し、どうすればお店が使いやすいかを考えてください。
具体的には、化粧直しができるようにお手洗いを広めに設計することなどです。

お客様が美容院に滞在する時間は、女性は平均1時間43分、男性は平均46分とも言われます。
その間、お客様に気持ちよく店内で過ごしていただけるようにお客様の視点でデザインを考えましょう。

4つ目は、従業員の作業動線を考えることです。
美容院には、洗面台や鏡、カットするための様々な道具など、特有の細かい動線があります。
効率的な営業をするために、作業動線を考慮したレイアウトは必須となるでしょう。
お客様、従業員の双方に都合の良いデザインを意識しましょう。

5つ目はメンテナンス効率を考えることです。
美容院では頻繁に掃除をする必要があるため、掃除がしやすいことも重要なポイントの1つです。
具体的には、汚れにくい素材を使ったり、掃除に邪魔なものは店内に置かないようにしたりなど、デザインを工夫すると良いでしょう。

□内装業者の選び方とは

どんなに魅力的なデザインを考えても、業者選びを失敗して、望み通りのデザインができない可能性があります。
ポイントを押さえて、良い内装業者を選びましょう。

まずは、美容院のデザイン、施工実績があるかをよく確認することです。

美容院は電気・水道・ガスを使うビジネスです。
必要な容量をよく把握せずに工事を行うと、「シャワーが弱い」「ブレーカーが落ちる」などのトラブルにつながるでしょう。
サービス中にトラブルが起きると、お客様の満足度を下げるきっかけとなってしまいます。

また、美容院の開業には保健所への登録が必須であり、その際は設備が保健所の基準を満たしていなければ営業許可がもらえません。
このような美容院に特有の事情に精通した業者を選ぶことが必要です。

次に、コミュニケーションが取れる業者を選ぶことです。
せっかく自分の考えたコンセプトがデザインに反映できなければ意味がありません。
しっかりとコミュニケーションが取れ、オーナーの考えを理解するヒアリング力をもつ業者を選びましょう。

また、内装工事が初めてのオーナーにとっては、工事の流れや進捗がわからない方が多いでしょう。
しっかりとスケジュールや工程を説明してくれる業者が理想的です。

□まとめ

美容院の店舗デザインについてご紹介しました。
店舗デザインの重要性やポイントがわかっていただけたかと思います。
この記事を参考に、理想的な店舗デザインを考えましょう。

About the Author：斎藤 浩司

大工や現場監督の経験を生かし、建設業界でお客様と職人の橋渡しを行うとともに、現場での作業の効率化やお客様の要望に対応することを重要視している。現在は名古屋・東京などを拠点に、「店舗・オフィス・施設」、「住まい」、「ライフスタイル」に関する提案を行い、常に新しい挑戦を続けている。