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2015.09.14
インテリアと空間イメージ
こんにちは! 愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。空間イメージをしたい時、僕は様々な場所に行きます。
ハウスメーカーの住宅展示場に足を運ぶと素敵な家具達がセットされ配置されています。
実際には生活をしていないので生活感をあまり感じません。でも、そこにインテリアがなければ、住宅展示場に足を運んだお客さんは、どのようなイメージを
受けるでしょうか。おそらく、殺風景でまったく生活感どころではないでしょう。
ただでさえ、生活感の少ない印象。なのに、何もないと妙な感じを受けると思います。「引っ越し前のお家ですか?」
そんな質問が聞こえてきそうです。おそらく、このインテリア達が無ければ、こんな感じが
好きとか浮かびにくく思いますね。そこに電化製品が置かれて尚、リアル感が増す。香りだったり、イメージに直結するものは、まさにそこにイメージする自分が居ることなのです。
そうやって考えると、もしかしたら雑誌などの紙面のほうが理想の自分の場所に出会えるのかもしれませんね。だって、雑誌のほうがより、こだわりに特化した
タイプ別の記事や特集、専門誌がありますから。そこにリアルをもしプラスするとしたら、
雑貨屋さんだったり、カフェだったり、ホテルだったりリアル場面は膨らみますね。家具屋さんのイメージというのはいいかもしれません。でも、家具屋さんのスペースって
面積が広く壁がないので部屋のイメージがわきません。家具屋さんは一目ぼれの家具に会う場所のように思います。
でも、最近の売り場ではドラマのセットのような、コーナーがあり「流石です。頭が下がります」
ここまで、忠実に再現されていればお客さんも分かりやすいでしょう。流石、インテリアをこなす、
家具雑貨屋さんだけあって、ハウスメーカーのモデルルームより洗練された小物たちがある分、イメージに拍車がかかります。でも、あくまでもドラマセット風なのでシビアな建築の納まりが
再現されておらず、代わりに安っぽさを感じます。
今日、僕が伝えたいなと思うのは家とインテリアの組み合わせのイメージについて最適な場所に
ついてです。もちろん、インテリアの小物達の何が良いとか専門的なアドバイスではありません。例えば、お洋服でも帽子でも試着してこれがいい、思ったよりサイズ感が違うなど。
最終的にはこのジャケットはあのパンツと組み合わせたい。「そう、その組み合わせを大事にしたい」
流石に住宅とインテリアの組み合わせはお洋服のようにポンポンと着せ替えが
できません。だからこそ、イメージの共有を僕は大事にしたい。今は、CADパースなどとってもリアルな表現方法もありますが、このCADが妙にリアル画像なので
そのまま思いこむと少しの違いに大きくがっかりする事があるので僕はCADパースに頼りません。
あくまで、イメージの積み重ねの一つとして捉えたい。「それより、お客さんは何を望んでいるのか?」
をキチンと聞いて、イメージの共有を大事にします。
「これがお似合いですよ」って自信を持って伝える。この信頼関係の構築が大切に思いますね。やはり、相手の
話をしっかりと聞く。知る。これが基本ですね。話がそれましたが、イメージの最適な場所は?僕は分譲マンションのモデルルームを
お勧めしますね。やはり、新築マンションのモデルルームは常にこの2つ。「最新」と「細心」であります。
やっぱりマンションは限られた空間の中、いかに魅力を出そうか研究してるし
インテリア組み合わせの宝庫と思います。
ただ、注意してほしいのは空間とインテリアの見せ方の話なので、マンションの構造や仕上げの様子
は省いてお考えください。住宅展示場は年に何度も建て替えするわけでもないので、時代感さえ
感じます。しかし、マンションモデルルームはドラマのセットと違い空間も忠実に再現できてる。そういった、観点から分譲マンションの
モデルルームは勉強になります。イメージを共有して分かりやすくお伝えしたい。