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2024.10.08
自宅に危険なところが無いか確認しましょう
気象庁は、8月8日に
初めて「南海トラフ地震臨時情報」を発表しましたね
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。大規模地震が発生する可能性が普段より高まるとのことでしたが、
無事に1週間が過ぎてホッとしました。
この機会に地震対策を見直す方が多かったため、
非常食や防災グッズが品薄になっている地域もあるようです。
南海トラフ巨大地震が発生すると、被害が広範囲に及び、
救助や支援の手が届かないことも予想されています。
これを機に、自宅に危険なところが無いか確認してみましょう。
■家具・家電
これまでに発生した地震の際、
・転倒した家具が原因でけがをした
・大型テレビが飛んできた
・家具に避難経路をふさがれた
などのように、家具や家電が原因でけがをしたり、
逃げ遅れた方は多いものです。
家具や家電の形状や重さによって、
揺れ方や倒れ方は異なります。
そのため、家具や家電は、
・重量に応じた方法で、しっかり固定する
・重いものは下に、軽いものは上に収納して安定させる
・避難経路上に置かない
・ベッドの周辺に置く場合は、高さや向きなどに十分配慮する
・暖房器具の周囲に燃えやすいものを置かない
・暖房器具は、転倒オフスイッチなどの安全機能を備えたものを使用する
などの対策をしましょう。
■床
避難するとき、床にものがあると滑ったり、
けがをすることがあります。
そのため、普段から
・床にものを置かず、こまめに収納する習慣をつける
・各部屋にスリッパなどを常備し、
床が危険な状態でも安全に避難できるようにする
・じゅうたんなど、滑りやすい敷物の下には、
滑り止めシートを敷いておくなどの対策をしましょう。
■地震で揺れる状況を想像しながら
常に地震を警戒しながら
暮らすのって難しいですよね。
しかし、上記のような備えをするだけで、
けがや火災のリスクを減らせます。
上記以外にも、地震で揺れたときの状況を想像しながら、
「観音開きの食器棚が気になるから、
扉にロックを取り付けよう」
「ガラス水槽を使っているが、
割れにくいアクリル水槽に買い替えよう」
「見せる収納から隠す収納にして、モノの飛び出しを防ごう」
など、より安全に暮らせる方法を考えてみましょう。
とはいえ、安全性を優先したために使い勝手が悪くなると、
せっかくの対策も長続きできません。
家族の意見も聞きながら、
それぞれの部屋に合う対策をしましょう。