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2024.09.25
新耐震基準の建物でも地震のリスクはあります
現在の一戸建ては、『新耐震基準』を満たす耐震性を有しています
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。新耐震基準は、
『震度6強~7程度の揺れでも
家屋が倒壊・崩壊しないこと』が基準です。
ちなみに『倒壊』とは、建物などが倒れたり潰れること。
『崩壊』とは、物質や状態が、
それまでの状態から崩れ壊れることです。
それだけの耐震性を持つ住まいなら、
「地震が発生しても、我が家なら大丈夫!」
と思えそうですよね。
しかし、1回目の地震と同程度の余震が続いたため、
余震によって建物に被害が出た事例があります。
建物が無事でも、地盤が液状化したり
室内がぐちゃぐちゃになって
避難を強いられた事例もあります。
そのため、1回目の地震を乗り越えたら、まずは
・窓やドアをスムーズに開閉できるか
・建物の内側と外側の損壊状況はどうか
を確認しましょう。
特に問題がなければ、在宅避難できそうです。
一方、小さな異常などの不安材料がある場合、
避難せずに様子を見るなら
防災リュックなどを玄関に揃えておきましょう。
そうすれば、建物が余震の影響を受けた時、素早く避難できます。
令和4年のデータによると、
1年間に1,000回以上の地震が発生しており、
全ての都道府県で震度を観測しています。
そのため、新耐震基準を満たす家づくりをした後も、
屋外での避難や在宅避難を想定した準備をした方が良さそうです。
防災リュックや持ち出し品を、
玄関や車の中などの
取り出しやすいところに分散保管したり、
家具を固定して室内の安全性を高めたりと、
暮らし方に合う方法で建物と家族を守りたいですね。