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2024.09.20
土地を選ぶ時は、液状化リスクも調べましょう
大きな揺れが発生すると
地盤が液状化することがあります
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。国土交通省によると、過去の地震では、
埋立地や干拓地、低地の盛土造成地や
砂鉄や砂利などを採取して埋め戻した土地、
台地・丘陵部の谷埋め盛土造成地等の人工改変地で
顕著な液状化被害が発生しているとか。
敷地が液状化すると、建物が傾いたり
水道管やガス管が破損する恐れがあります。
傾いた際に建物が損傷すると、
土地も建物も修復しなければならないため、
復旧するまで長期間の不便な生活を強いられます。
となると、土地選びの際はできるだけ避けたいですよね。
では、液状化しやすい場所を調べるには
どうしたら良いのでしょう。
自治体は、
『液状化危険度予測図』
『液状化マップ』などの名称で、
液状化のリスクが高い場所を紹介しています。
『ハザードマップ』で複数の災害リスクを
紹介している場合もあるので、
それらをぜひ確認してください。
また、
・図書館で過去の地図を調べる
・不動産会社に地歴を尋ねる
・法務局で登記簿を調べる
・国土地理院で過去の地図や航空写真を調べる
・地元住民に尋ねる
などの方法でも、土地の歴史を知ることができます。
調べた結果、
「昔は沼や池だったようだ」
「どうやら砂を多く含む地盤らしい」
「埋め立ててから数年程しか経っていないようだ」
などのリスクが判明したら、
そこはできるだけ避けましょう。
リスクがある場所に新築するなら、
液状化対策をしましょう。
液状化を防ぐには、
・地盤改良して、地盤の強度や水分量を調整する
・建物の重さを軽くする
・建物の重さのバランスを調整し、地盤への負荷を均等にする
など、さまざまな方法があります。
担当者と相談し、その土地に合う対策を検討したいですね。