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2024.08.19
魔の7歳。歩行中の事故を防ぐために
新築する方の中には、「子どもが小学校に上がるまでに」と考える方がいます
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。公立小学校の中にも評判の
良し悪しはありますから、
どうせなら評判の良いところを
選びたいですよね。
私立小学校に通う予定なら、
入学までに新築することで通学の方法や時間を選べます。
このとき、一つ注意したいことがあります。
それは、『魔の7歳』についてです。
■『魔の7歳』とは
小学1年生になると、登下校や習い事、
友達の家に遊びに行ったりと、一人で歩く機会が増えます。
子どもの視野は、
大人の3分の2しかないと言われています。
それに加えて、
7歳頃だと交通ルールへの理解も不十分です。
また、その年齢ならではの行動として、
「あっ!ちょうちょだ!」
「友達が向こうにいる!」
などのように、何かに興味を惹かれると、
周囲の安全を確認せずに走り出す傾向があります。
そのため、子どもの歩行中の交通事故を
年齢別にみると7歳が最も多く、
『魔の7歳』と表現されています。
■子どもの目線で一緒に歩きましょう
土地選びの際は、
小学校や公園など、子どもが一人で歩くであろう場所まで、
子どもと一緒に歩いてみましょう。
すると、
「この交差点は塀が高くて左右が見えないな」
「交通量が多いのにガードレールが無くて怖いな」
「横断歩道はあるけど信号が無いから、
一人で横断するのはちょっと…」など、
大人では気付けなかったリスクを
発見するかもしれません。
新築後も、入学前の春休みなどを利用して親子で何度も歩き、
交通ルールや危険な場所について話し合いましょう。
■自宅の塀にも安全対策を
自宅の駐車場から道路に出る時、塀の前を歩く子どもは、
車の運転席からは見えにくいものです。
そのため、
「車を少し出してから左右を確認しよう」
と安全に配慮したつもりでも、
そのタイミングで歩行中の子どもに接触する恐れがあります。
スタッフも、
「あと1秒早かったら子どもにぶつかっていた…」
という経験があります。
塀の高さや種類によって歩行者の見えやすさは変わります。
ブロック塀などによって
左右が見えにくい時は、
ガレージミラーを設置して
安全を確保しましょう。