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2015.08.25
リビング天井の家づくり情報
こんにちは! 愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。上を向いて歩こう!
歌にもありますね。「上を向いて歩こう」
人は、どうして住宅展示場に行くと上を見上げるのでしょう?「あるある」ですよね。僕も家づくりの勉強の為、時々住宅展示場に
足を運びます。そう、僕も何気に上を向いてしまいます。そして意味もなく収納の扉を
開けて閉めて。特にその建具に興味がある訳ではないのですが。。。
きっと、営業マンを前に重苦しさからソワソワするのでしょうか。何か、心理的の働きかもしれません。しかし、開放的な天井高やリビングでの
吹き抜けをみると、これは自然と見上げてしまいます。「気持ちいいね~素敵ですね!」
と、こうして上を見上げてもらうのは見せる側としても嬉しい事です。
作り手として見せ場をしっかり見てもらえるのは嬉しいです。好みは人それぞれですから。ここまで天井高くなくもいいという意見の方も
いれば、「やっぱりリビングは吹き抜けが絶対条件」という方もいる。サイトウホームではリビング吹き抜けを希望される方が多いのは事実。
こんなに魅力的な吹き抜けのお家にきた友人や知人にほめてもらうのも
家人としても嬉しい事。でも、せっかくの吹き抜け天井の仕上げが良くないと残念。
「仕上げが良くない」
とはどんな事なのか?例えば天井の仕上げ材をクロスであればクロスとクロスの
ジョイント部分の隙間やクロス下地は通常プラスターボードというのが多いのですが。このプラスターボード繋ぎが透けて膨らんだように見える事があるのです。
「どんな事か、おわかりですか?」
では、今のお住まいでも天井を見て下さい。何かモヤッとしていたらそれです。
この状態を「下地を拾う」と呼びます。また、壁にもこういった状態は見受けられます。原因はプラスターボードの動き、下地が木であれば当然、木は収縮するのでプラスター
ボードへの動きとなりクロスは薄いから少しの膨らみに見えたりするのです。我々施工側もこのような現象にならないように乾燥材を用いたり下地の組み方を
変えたり、さまざまな工夫しています。しかし残念ながら「絶対はありません」
また、昼間は大丈夫だけど夜に「下地を拾う」
見える事があります。これは、昼間の自然光と違い夜の明かりは照明です。
この照明の明かりの屈折により「下地を拾う」事もあります。リビングとはお家の中でも最も大きな、そして広い天井ではないでしょうか?
逆におトイレの天井は畳1枚の大きさなら繋ぎもなくまず「下地を拾う」現象は無いでしょう。(畳の大きさとプラスターボドーの大きさを大体同じと例えています。
畳は地域や設計により異なる事があります)リビングは広く高く見渡せる。吹き抜けなら尚更、良く見える、見えやすい環境であることと
天井に張るプラスターボードが1枚より2枚、5枚、10枚と多い分繋ぎが増えますよね。特に吹き抜けですと一段とよく見渡せる訳です。施工側も最大の施工努力はします。
しかし、「絶対がない」のと言うことだけよくご理解してほしいですね。そこで僕からの「提案があります」
「リビングの天井だけ
無垢材は如何でしょう」見た目も素敵だし天井の「下地を拾う」の心配がありません。
部屋の特徴に合わせた仕上げ材を知ることも良いかもしれません。中々、建築屋さんも表向きの
情報ばかりで住んで目についたり気になる事を教えてくれません。逆に住宅を購入にあたって必要な情報は教えてくれます。でもこれも沢山知った方がいい。
だって、それはお得情報なのだから。でも、家づくりの情報は少ないです。二つ似てるようで「住宅購入情報と
家づくり情報は違います」住宅購入情報とは住宅ローンや税金や費用的な事について知らなきゃ損です
という事です。いわばソフト面です。今の情報社会ですし、調べれば知りうる
情報ばかりです。つくり手が変わろうが得た情報は使えます。家づくり情報とはハウスメーカーであれば住宅展示場で
そこの家づくりに対して情報理解得る事ができます。
ハード面とでも言いましょうか。僕はこの二つの情報を取り入れてほしいですね。
しかし、丁寧な家づくりをする小さな工務店の家づくりは
中々得る事ができません。なので、こういった手づくり情報をお伝えしているのです。だって、暮らすのは家の中ですから。そして家づくりは会社の事務所でも
セミナー会場でもありません。家づくりは現場でつくります。
家づくりを真剣に考え日々僕は現場を廻り自分の目で確認します。
現場で生まれる発見や工夫は22年目の今も沢山あります。現場は丁寧ないい仕事をする為の宝の山です。
経験を重ねても基本はいつもここにあります。サイトウホームは無垢材や自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりを提案しています。