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2024.07.26
自宅や実家の耐震基準を確認しましょう
能登半島地震では多くの住宅が倒壊しました
被害が広がった要因として、耐震化率の低さが挙げられています
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。地震はいつどこで発生するかわかりません。
念のため、自宅や実家など、
大切な人が暮らす住宅の安全性を
チェックしましょう。
■1,981年(昭和56年)以前の「旧耐震基準」で建てた住宅は要注意
「旧耐震基準」は、震度5強程度の揺れでも建物が倒壊せず、
破損したとしても補修することで生活が可能な構造基準です。
一方、現在適用されている「新耐震基準」は、
震度7程度の大規模地震でも、
人命に危害を及ぼすような倒壊被害が
発生しないレベルに引き上げられています。
■全体の改修が難しい場合は、長い時間過ごす場所を優先
高額な費用を知り、耐震改修を
諦めた方もいることでしょう。
しかし、部分的な改修なら
費用を抑えることができます。
まずは、リビングや寝室など、
家族が長い時間過ごす場所を補強しましょう。
補強が難しい場合は、耐震シェルターや耐震ベッドを検討しましょう。
■中古住宅を購入する際は地盤チェックも
中古住宅を探すときは、
新耐震基準を満たしていることを確認しましょう。
とはいえ、建物に問題が無くても地盤が悪ければ安心できませんよね。
念のため、地元の信頼できる
調査会社に調査を依頼しましょう。
一社だけの調査で心配なら、
調査方法が異なる複数の業者に依頼するという方法もあります。
自治体は、民間住宅の耐震診断や改修工事等補助を行っています。
予算の上限に達すると、その年度内の補助金は終了しますから、
改修工事を行う際は、事前に自治体のホームページ等で確認しましょう。