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2024.07.03
ぜんそくの発症リスクを抑える室内環境とは?
あなたの身近に、ぜんそくの症状を有する方はいますか?
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。私の知人は幼児の頃に発症し、
大人になった今も吸入薬を手放せないと言います。
アメリカの研究グループの調査によると、
居住環境が良い地域で
乳幼児期を過ごした子どもは、
そうでない子どもより、
ぜんそくの発症リスクが低かったそうです。
ぜんそくは、ダニ・大気汚染・
たばこ・遺伝・気温・気圧など、
さまざまな原因で発症します。
では、家庭でできる予防策にはどのようなものがあるのでしょうか。
■換気・掃除
窓を開けて空気を入れ替えたり、こまめに掃除をすると、
ダニやホコリ、ペットの毛やフケなどを減らせます。
エアコンは、2週間に1回のフィルターを掃除や、
1~2年毎のエアコンクリーニングをしましょう。
ふとんは、天日干しや布団乾燥機で湿気を除去しましょう。
乾燥させた後に掃除機をかけると、
ダニやホコリを効率良く除去できます。
■花粉・黄砂
洗濯物は、室内干しなどの方法で、
花粉や黄砂が付着しないようにしましょう。
帰宅時は、室内に花粉や黄砂を持ち込まないよう注意しましょう。
■禁煙・分煙
たばこの煙は、子どもには、
・乳幼児突然死症候群
・ぜんそくの発症や重症化
・呼吸機能低下
・学童期の咳・痰・息切れ・喘鳴
大人には、
・鼻腔・口腔・咽頭・食道・肺などのがん
・脳卒中
・呼吸機能低下
妊婦には、
・早産
・低出生体重・退治発育遅延
などの影響を与えると推測されています。
どうしても禁煙が難しい場合は、
家族の受動喫煙を防ぐため、
徹底した分煙を心掛けましょう。
■温度・湿度
温度や湿度の変化も、
ぜんそくの発症や重症化につながります。
寒暖差アレルギーや風邪などの予防も兼ねて、
室内は、温度20~25℃、
湿度40~60%を保ちましょう。
ぜんそくは、大人になってから発症したり再発することがあります。
屋外の環境を整えることは難しいですが、
せめて室内の環境は整えて、家族を守りたいですね。