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2024.06.28
住宅火災を防ぐため、家づくりで気を付けたいこと
3月1~7日は春季全国火災予防週間でした
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。今回も、火災予防に関するイベントが全国各地で行われましたね。
ガスコンロや灯油暖房器具を
使わない家庭でも、電気を使っているなら
火災のリスクから逃れることはできません。
そこで今日は、住宅火災を防ぐために、
新築時に配慮したいことについてお話しします。
■出火対策
火災の発生を防ぐため、
コンロや暖房器具は
安全装置付きの製品を選びましょう。
もし火災が発生しても、消火器があれば初期消火できます。
防炎製品を使っていれば、火の拡大を抑制できます。
防炎製品には、寝具類、衣類、絨毯、カーテンなど、
さまざまな種類があります。konnse
全てを揃えるのは大変ですが、・暖房器具の近くのカーテンは防炎製品にする
・料理中は、燃えにくいエプロンやアームカバーを使用する
など、火災のリスクが高い場所ほど入念に対策したいですね。
また、コンセント周辺のホコリや水分も火災の原因になります。
家具に隠れるなど、掃除しにくい場所に
コンセントがあると面倒です。
間取りを決める際に
家具をどこに置くか決めて、
適切な場所にコンセントを
設置できるようにしましょう。
■住宅用火災警報器
早期発見のために欠かせないのが
住宅用火災警報器です。
就寝中の逃げ遅れを防ぐため、
全ての寝室と寝室がある階までの階段には
設置が義務付けられています。
それ以外にも、
「リビングのコタツでの寝たばこが心配」
などの不安があれば、その部屋に設置することもできます。
(寝たばこをしない、させないことが最も良い方法ですが…^^;)
設置場所や警報機の選び方について
誰かに相談したい時は、お近くの
消防署に問い合わせるといいですよ。
■もらい火対策
隣家等からの出火によって
自宅が延焼することを「もらい火」といいます。
もらい火による被害は、
火元に故意または重大な過失がない限り
損害賠償を請求できません。
そのため、自分の火災保険で
対応することになります。
もらい火の被害を抑制するため、
・新築時、建物の配置に配慮する
・屋根材や外壁材は、耐火性能が高いものを使用する
・屋外用物置を設置して、敷地に燃えやすいものを置かない
などの方法を検討しましょう。
もらい火対策は放火対策としても有効です。
隣家や道路など、周囲の状況に合う方法を探しましょう。