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2024.06.19
『住宅ローンさえ無ければ・・・』と後悔しないために
住宅ローンを借りるとき、
30~35年の長期契約をする方は多いものです
海の家/写真家 繁田 諭
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。その返済期間中には、子どもの成長や家族の病気など、
様々な出来事があります。
それに伴って家計がピンチになる場面もあり、
「住宅ローンさえなければ…」
と後悔した方がいるそうです。
とはいえ、賃貸住宅を選べば、
住み続ける限り家賃を支払わなければなりません。
年金だけで対応するのは大変です。
どちらを選んでも、お金の問題は付きまといますよね…。
では、持ち家を選んだ場合、
どうすれば住宅ローンの負担を軽減できるのでしょう。
■借りすぎない
無理なく返済できる金額ではなく、
金融機関が提示した借入可能額を
限界まで借りると、返済が困難になって
自己破産するリスクが高まります。
また、夫婦の収入を合算して契約したものの、
共働きできなくなったり
離婚して返済できなくなったという事例も耳にします。
住宅ローンを借りるときは、
最低でも新築前の生活レベルを
維持できる金額を目安にしましょう。
■子どもの数より将来の暮らし方に目を向ける
親御さんの中には、
「自分専用の部屋が無くて嫌な思いをしたから、
子どもにはどうしても個室を与えたい」
「きょうだい全員に個室があったから、
子どもにも個室を与えて当たり前」
と考える方がいるそうです。
しかし、子どもはいずれ巣立ちます。
子どもが巣立った後、用途の無い部屋を持て余しながら
住宅ローンの返済に追われるのはむなしいものです。
子どもの数だけでなく、
数十年後の暮らし方にも目を向けたいですね。
■新築にこだわらない
中古住宅を選択肢に加えると、
費用を抑えることができます。
ただし、床下などの不具合により、
補修費用が高額になる場合もあります。
現地で中古住宅を確認するときは、
建築関係の専門家に同行・調査をしてもらうと安心です。
■安定した収入がある間に完済する
住宅ローンを利用する方の中には、月々の返済額を抑えるため、
定年後まで返済期間を延ばす方がいます。
一般的に、定年後は収入が減少します。
そのため、返済が困難になるケースも多いそうです。
定年後に自己破産等で家を手放すと、
賃貸住宅の入居審査に通るか心配です。
住宅ローンは、安定した収入がある間に
完済できるような返済計画を組みましょう。