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2024.05.31
感震ブレーカーで通電火災を防ぎましょう
総務省消防庁によると、
能登半島地震に伴う石川県輪島市の大規模火災は、
屋内の電気配線が地震で傷ついてショートしたことが
一因として挙げられるそうです
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。家づくりをするとき、地震対策として
住宅の耐震性を高めたり地盤改良をしますよね。
しかし、それだけでは、
屋内の電気配線による火災対策はできません。
もし、電気による火災対策を探しているなら、
『感震ブレーカー』を検討してみませんか?
■通電火災
通電火災とは、
電気が普及した後に発生する火災です。
発生する経緯には、
・転倒した家具などにより損傷した電気コードに通電する
・電気製品に水分が付着した状態で通電する
・暖房器具が可燃物に接触した状態で通電する
などがあります。
■感震ブレーカー
メーカーにより異なりますが、
震度5以上の揺れを感知した時に作動して
電気の供給を遮断します。
主な種類は以下の通りです。
1.分電盤型
屋内全ての電気を遮断する。
感知機能の内蔵型と後付け型があり、
いずれも電気工事が必要。
2.簡易型
ブレーカーのスイッチに
取り付けたおもりが
地震で落ちると電気を遮断する。
ばねの作動を利用したタイプもある。
電気工事は不要でホームセンターなどで購入可能。
3.コンセント型
一定の揺れで、
そのコンセントからの電気を遮断する。
工事が必要なタイプと、
差し込むだけでOKのタイプがある。
なお、ドアや引き戸のように
振動や衝撃が発生しやすい場所や、
強度が低い壁面に取り付けると、
誤作動を起こすことがあるので
注意しましょう。
■補助金
自治体によっては、設置費用の一部を助成しています。
ただし、
・設置するタイプや地域、住宅などの制限がある
・申請前に購入や設置をしたら、補助の対象外になる
・予算額の上限に達したら受付終了
などの注意点があります。
設置を検討する場合は、
事前に自治体のホームページ等で確認しましょう