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2024.05.24
坪単価の注意点
坪単価とは、1坪(3.3平方メートル)当たりの建築費のことです
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。『本体工事費を床面積で割った値』というのは、
一見とてもわかりやすそうですよね。
しかし、そのわかりやすさに大きな落とし穴があります。
そこで今日は、坪単価についてお話しします。
■計算方法は業者によって異なる
『本体工事費』にエアコンの
設備費などをどこまで含めるか。
『床面積』にベランダやロフトを含めるか。
その判断は業者によって異なります。
なぜなら、
「少しでも安く見せたい」
「できるだけ参考になるよう、
過去の平均値を出そう」
などのように、提示する目的が
業者によって異なるからです。
■小さい家ほど高くなる
浴室やキッチンなどの設備は
住宅に欠かせませんし、
狭い家だからといって
設備費が安くなるわけでもありません。
そのため、同じ業者が同じ設備で家づくりしても、
床面積が小さいほど坪単価は高くなります。
■入居後の費用を比較
性能が低い住宅は、
初期費用は抑えられるものの、
断熱性の低さを補う分、
冷暖房費は高くなります。
メンテナンスの費用が増えることもあります。
その結果、長期の費用を比較すると、
坪単価の高い高性能住宅の方が
お得になるというケースがあります。
坪単価を比較するなら、
水道光熱費やメンテナンス費も
比較しましょう。
それらのデータを提示せず、
坪単価の安さだけをアピールする業者は要注意です。
■性能がわかりやすいのは夏か冬
モデルハウスや見学会では、
性能を体感できます。
気になる業者のイベントには、
積極的に参加したいですね。
暑さや寒さが厳しい時期に行けば、
より性能の違いがわかります。
完成したばかりの完成見学会も
ワクワクしますが、
建築中の構造見学会なら
建物の中身まで見ることができます。
「あの方法で建てたら完成後は
こんな室温になるんだな」
とイメージを膨らませやすくなりますよ。