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2024.04.03
適切な湿度と照明で目を守りましょう
日本眼科啓発会議が40歳以上を対象に行った調査によると、
・目が疲れやすい
・小さな文字が見えにくい
・視力が低下している
などのように、目のことで気になっていることがある人は、88.5%もいたそうです
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。加齢に伴い目が衰えた状態を「アイフレイル」と言いますが、
アイフレイルには、加齢以外にも
「喫煙」「生活習慣」「紫外線」「肥満」など、
さまざまな要因があります。
じつは「部屋の空調や湿度」もその要因の一つなんです。
スマホなどの長時間使用がドライアイの原因になることは知られていますが、
冷暖房によって湿度が
低下した部屋で過ごしたり、
扇風機の風を身体に
直接当てても目が乾きやすくなります。
目に優しい湿度は、40~70%です。
この湿度を保つと、ドライアイの予防や治療に役立ちます。
ペットや乳幼児は、
目の違和感を家族に伝えられません。
加湿器と除湿器を適切に使って
最適な湿度を保ちましょう。
そして、もう一つ大切なのが「照明」です。
高齢になると瞳孔が開きにくくなるので、
若い頃より明るい照明が必要です。
とはいえ、高齢者に合わせると若い家族はつらいかもしれません。
そんな時は、
不足する場所を補助照明で補いましょう。
蛍光灯のちらつきも目にストレスを与えるので、
新しい蛍光灯に交換したり、ちらつきの少ない照明に買い換えましょう。
自分の「利き目」をご存知ですか?
まずは、両手で小さな三角形の隙間を作ります。
次に、2~3m離れた場所にある時計やカレンダーの数字などを
その小さな三角形に入れて両目で見ます。
最後に左右の目を片方ずつ閉じて、
対象物がどちらの目で見えるか確認します。
対象物が三角形に収まっている方が優位眼(利き目)で、
ズレて見えた方が非優位眼です。
ズレが大きいほど、
利き目に負担がかかりやすいと言われています。
生活習慣を改善したり、
部屋の湿度や照明を最適化して、
家族の目を守りたいですね。