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2024.02.21
ストーブやファンヒーターによる事故は、11月頃から増えます
寒くなった時の事故についてお話ししますね
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。
毎年11月頃になると、
ストーブやファンヒーターによる
事故が増え始めます。
そして、1月に最も多くの事故が発生しています。
NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)に
通知された情報によると、
2016年度から2020年度の5年間に
652件の事故が発生しており、
そのうち69件が
死亡事故となっています。
では、ストーブやファンヒーターによる
事故を防ぐには、どのようなことに気を付けたら
良いのでしょうか。
■定期的に清掃する
堆積したホコリが炎やヒーターに触れて
火災が発生するのを防ぐため、
毎年使い始める時だけでなく、
シーズン中も定期的に
掃除しましょう。
電気ストーブのプラグに溜まったホコリが
トラッキング現象を招くことがあるので、
コードやプラグも掃除しましょう。
■古い灯油を使わない
劣化した灯油を使用すると、
異常燃焼などの
恐れがあるので危険です。
ストーブ内に昨シーズンの
灯油が残っているなら廃棄しましょう。
シーズンが終わったら、中の灯油を使い切ってから
片付けましょう。
■就寝時や外出時は消火する
就寝時に電気ストーブに
接触した布団が
発火する事例は、
毎年のように発生しています。
監視できない状況下での使用はやめましょう。
■電源コードは正しく使う
コードを引っ張ったり
折り曲げると、
電源コードが断線して
火災が発生する
恐れがあります。
断線を防ぐため、
・抜くときは電源プラグを持つ
・保管時にコードを本体にきつく巻き付けない
など、コードに負担を掛けないよう
取扱いましょう。
■リコール情報をチェックする
折込チラシで届く情報は、
ごく一部の情報に過ぎません。
リコール情報は、
経済産業省の製品安全ガイドなどで
最新情報をチェックできます。
(https://www.meti.go.jp/product_safety/recall/denki_1.html)また、各メーカーのホームページ等でも、
リコール製品の回収や買取、
交換といった対応について案内しています。
自宅の製品が対象になっていないか、
定期的に確認しましょう。
ストーブやファンヒーターは、
火災や一酸化炭素による
死亡事故などの
重大な被害を招く恐れがある
暖房器具です。
慣れが油断につながらないよう、
慎重に取り扱いましょう。