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2024.02.12
レジオネラ菌を増殖させないために
新築するとき、循環型浴槽のように、
お湯を循環ろ過して長期間使用する場合に心配なのが
『レジオネラ症』です
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。
レジオネラ症は、
『レジオネラ属菌に汚染された細かい水滴』
を吸い込むことにより発症します。
頭痛、高熱、全身倦怠感、
筋肉痛、意識障害、精神症状などの症状があり、
重症化すると死亡する恐れもあります。
乳幼児や高齢者、病人などの抵抗力が
低い方が感染しやすい傾向があります。
そういえば、以前、加湿器によるレジオネラ症が大きな問題になりましたね。
水を入れ替えないことの危険性を初めて知った方も多く、
私の周囲でも大きな話題になった記憶があります。
レジオネラ菌は、消毒されていない水や
入れ替わりの少ない水、
水温20~50度前後の水に混入した時に増殖します。
これまで、給水・給油設備、冷却塔水、循環式浴槽、
加湿器、水系施設等でレジオネラ属菌が見つかっています。
つまり、もし毎日浴槽のお湯を入れ替えていても、
給水設備内の水が汚染されていたら、
シャワーの細かい水滴等から
感染する恐れがあるんです。
災害対策として、風呂水をすぐに捨てないで
次の入浴前まで残しておくことが推奨されていますが、
レジオネラ症対策の観点からは、
こまめに排水して乾燥させた方が良いとされています。
毎日掃除してお湯を入れ替えているなら大丈夫だとは思いますが、
入浴施設やスポーツ施設等で感染している事例もあるので注意しましょう。