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2024.01.29
建物の雑草対策
雑草は、『庭』で見かけることが多いものです
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。
しかし、まれに『建物』にも生えることがあります。
建物に生えた雑草は、
安易に抜かない方が良い場合もあります。
今日は、その理由や対処法についてお話しします。
■建物に雑草が生える理由
雑草が生える可能性があるのは、
水や土がある場所です。
そのため、
・土埃が溜まった外壁や雨どい
・土や粘土を原料とする漆喰を使った屋根
などに雑草の種が付着すると、
成長する可能性が高くなります。
■雨漏り
建物上の雑草がスクスクと
成長している場合、
最も心配なのは『雨漏り』です。
なぜなら、雨が雑草の根を伝って
建物の内部に侵入したり、
根が水分を求めて建物の内部に伸びていくからです。
雑草を長い間放置しているなら、
内部の腐食が
進んでいるかもしれません。
腐食が進むと建物の強度が
低下するので、
地震などの自然災害に
耐えられなくなる恐れもあります。
■対処法
建物に生えた雑草は、
根まで除去しなければなりません。
しかし、力任せに抜くと、
根を除去しきれなかったり、
建物を傷めてしまう可能性があります。
そのため、
屋根や外壁に雑草が生えてしまった時は、
自分で抜くのではなく、
できるだけ早く
業者に相談してください。
その際、雑草の除去だけでなく、
雨漏り点検もセットで依頼した方が良いでしょう。
屋根や外壁だけでなく、雨どいの管理も大切です。
雨どいに溜まった枯れ葉や
土埃を放置すると、
雑草が生えやすくなります。
根が雨どいから外壁に侵入するのを防ぐためにも、
・定期的に業者に雨どい掃除を依頼する
・流れの悪さに気づいたら、
すぐに詰まりを解消する
などの方法で対策しましょう。
高所作業中の転倒や転落で負傷する
事故は少なくありません。
無理をせず、業者を頼ってくださいね。
■雑草トラブルを防ぐために
「隣家の蔦がフェンスを越えて入り込んできた」
「隣家が育てている植物の種が、毎年落ちてくる」
などのトラブルに苦労する方の声を聞いたことはありませんか?
土地選びのために
現地を訪れた時は、
隣家の庭の状況も
観察しておきましょう。
冬より今の時期の方が、
植物の成長が早いので
リスクを確認しやすいものです。
庭が荒れていたり、
建物の雑草を放置している隣家は要注意です。