-
2024.08.05
夏も結露対策をしましょう
結露といえば冬に発生する印象がありますが、
じつは、夏にも発生することがあります。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。
蒸し暑い時期に室内を冷房すると、
空気だけでなく、壁や窓ガラスもヒンヤリしますよね。
冷えた窓ガラスに
高温多湿な外気が触れると、
その温度差によって結露が発生します。
これを『表面結露』と言います。
壁内に侵入した水蒸気が、
冷えた壁に触れたときも
結露が発生します。
このように、壁内で発生する結露を『内部結露』と言います。
内部結露が発生すると、
壁内でカビやダニが繁殖します。
また、水分を好む
『木材腐朽菌』も繁殖して
柱などの木材を腐らせます。
では、どうすれば夏の結露を防げるのでしょうか。
■冷風を直接当てない
窓や壁にエアコンの冷風を
直接当てると、
結露のリスクが高まります。
配置を調整できない時は、風向きや風量を調整しましょう。
■室内の温度を下げ過ぎない
温度差が大きいほど結露は
発生しやすくなります。
サーキュレーターで冷気を
効率良く循環させたり、
扇風機を併用するなどの工夫をしましょう。
■断熱性を高める
窓や壁の断熱性を高めると、
温度差が発生しにくくなります。
補助金を活用してお得に設置しましょう。
■換気する
湿気の滞留を防ぐため、
定期的に換気しましょう。
壁と家具の隙間を開けて
通気性を良くしましょう。
料理中は水蒸気が発生するので、
必ず換気扇を回しましょう。
ところで、壁や押し入れを
定期的にチェックしていますか?
内部結露が発生すると、
壁紙や押し入れにカビが生えたり、
湿ってブヨブヨになることがあります。
早期に発見できれば、
被害も補修費用も最小限に抑えられます。
アレルギーなどの健康被害も防げるので、
定期的にチェックしたいですね。