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2024.01.10
住居費は、収入の3割以内なら安心?
住居費の目安を調べた時、
よく目にするのが『収入の2~3割』です
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。そのため、
「我が家の家づくりも、
収入の3割以内で計画しているから大丈夫だろう」
と安心する方もいるそうです。
とはいえ、一口に『収入』と言っても、
『総収入』と『手取り収入』では、
金額が大きく異なります。
自由に動かせるお金は手取り収入だけです。
そのため、
住居費の目安も、
手取り収入で
計算した方が良いでしょう。
ちなみに、国交省の調査によると、
注文住宅や分譲戸建て住宅を取得した方の年間返済額は、
世帯年収の2割以内となっています。
これらの数値や雇用形態、
家族構成など
様々な角度から検討し、
世間的な目安にとらわれず、
家計に無理の無い予算を
設定しましょう。
そういえば、
安田財閥を一代で築いた安田善次郎氏は、
「住居費は収入の10分の1を超えない」
と丁稚時代に決めて、
それを忠実に実行していたとか。
今の時代で1割を実現するのは難しいことでしょう。
しかし、無理の無い返済計画を立てるには、
それくらいの慎重な姿勢で
臨んだ方が良いのかもしれません。
家づくりをするとき、
現在の住まいや
友人宅などを基準にして、
必要以上の広さや外観などを
求める方っていますよね。
しかし、家づくりで見栄を張ると、
その分予算は増えます。
他人の評価を気にする必要はありません。
今の住まい程の広さで十分なら、広さを抑えた分、
・家づくりの予算を減らして貯蓄に回す
・家事効率や断熱性の向上のために使う
という方法もありますよ。