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2023.08.07
自宅にいる時、こんな症状で困ったことはありますか?
自宅にいる時だけ頭痛・吐き気・くしゃみ・
鼻水などの症状が現れると、
「シックハウス症候群? 建材や家具に問題が?」
「ハウスダストアレルギー? 掃除が不十分だった?」
と、原因がわからなくて不安になりますよね
写真家 / 繁田 諭
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。確かに、シックハウス症候群にもハウスダストアレルギーにも、
そんな症状が現れます。
しかし、他の原因による可能性もあります。
それは、『生活用品による化学物質過敏症』です。
ここ数年、必需品となっている消毒液のほか、
・生物を殺す成分を含む製品(殺虫剤、農薬など)
・香り成分を含む製品
(香水、化粧品、芳香剤、消臭剤、洗剤、柔軟剤など)
・抗菌・除菌成分を含む製品(芳香剤、消臭剤、制汗剤など)
も体調不良の原因となります。
冒頭に挙げた症状のほかにも、
発汗の異常・耳鳴り・のどの渇き・
皮膚炎・喘息・筋肉痛・関節痛・
便秘・下痢・うつ・視力障害・睡眠障害など、
その症状は多岐に渡ります。
そのため、
生活用品に問題があると
気付かずに使い続け、
さらに症状を悪化させた
事例があるんです。
特定の場所にいる時や、
特定の人に近づいた時だけ
体調が悪くなったことはありませんか?
そこに、
・アルコール消毒液を散布している
・ニオイが強い
といった共通点はありませんか?
何らかの共通点があるなら、
化学物質過敏症の
可能性があります。
ですから、
もし自宅で症状が現れた時は、
原因となる生活用品を排除して
安全なものに替えましょう。
農薬を含む食材を避けるなど、
食生活にも注意しましょう。
化学物質過敏症は、
生活の中で触れる
化学物質の量が
限界値を超えた時、
ある日突然発症すると
考えられています。
花粉症と同じように、
限界値は人それぞれです。
そのため、同じ量に触れても家族の一人だけが
発症するケースもあるんです。
ということは、家族の一人が発症したら、
自宅で化学物質に触れていると
考えられますよね。
あなたの限界値を超える前に
生活用品を見直しましょう。
これから寒い季節を迎えると、
窓を開けて換気する時間が短くなりがちです。
それに、原因の一つである石油暖房による
排気に触れる機会も増えます。
化学物質に全く触れない生活は難しいものです。
だからこそ、
自宅で使う製品に含まれる成分をチェックし、
少しでも安全な環境を整えたいですね。