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2023.02.10
勝手口ドアからの侵入対策
警視庁によると、令和元年の侵入窃盗の総数は57,808件だったとか。
その発生場所で最も多いのは『一戸建て住宅』で、全体の43.9%を占めています
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。ちなみに、一戸建て住宅の侵入手口は、
・無締り(鍵の閉め忘れ)・・・45.4%
・ガラス破り・・・・・・・・・37.5%
で、3位のドア錠破りは2.9%となっています。
できるだけ短時間で犯行を終えたい侵入者にとって、
ドア錠破りはリスクが大きいのかもしれませんね。
ところで、開口部からの侵入というと、
どうしても玄関や窓を連想しがちです。
しかし、それ以上に危険なのに対策が
手薄になりがちな場所があります。
それは、『勝手口』です。
一般的に、勝手口は玄関より人目につかない場所にあります。
そして、玄関ドアより防犯性が低いといわれています。
例えば、勝手口ドアはガラス部分が多く、
ガラスを破れば開錠できますよね。
玄関ドアは、『2ロック』や『電子キー』など、
防犯性や利便性が常に追求されていますが、
勝手口ドアは『簡単なカギが一つだけ』というタイプが一般的です。
ちなみに、最近の一戸建て住宅の多くに用いられているのは、
上下にスライドする窓がついたドアです。
ドアを施錠した状態でも、
窓のロックを外せば開閉できます。
そのため、窓を閉めた時にロックを忘れたり、
「ドア自体に施錠しているから大丈夫だろう」
「ガラス部分には面格子がついているから安全だ」
と、窓のロックをさほど重視しない方もいるんです。
最近は、ガラス破りやサムターン回し等を防ぐ
防犯性の高い勝手口ドアが次々に登場しています。
勝手口ドア用の、後付けできる補助錠もあります。
より防犯性を高めたいなら、センサーライトや防犯ジャリなど、
勝手口に近づけないための対策を併用するのもおススメです。
家族と安全な環境で安心して過ごせるよう、
玄関や窓はもちろん、
勝手口の防犯対策にも配慮しましょう。