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2023.02.10
座りっぱなしにご用心
2,020年に世界保健機構が発表した
『WHO身体活動・座位行動ガイドライン』によると、
18~64歳の成人が健康効果を得るには、1週間を通して
中強度の有酸素性の身体活動を少なくとも150~300分、
高強度の有酸素性の身体活動を少なくとも75~150分、
又は中強度と高強度の組み合わせを同等量行った方が良いとか
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。座っている間は筋肉の動きが減るため、
血管の収縮や拡張が自動的に行われません。
また、背中やお尻などの体重がかかっている部分は、
圧が強い分、血流が悪くなります。
それが生活習慣病や循環器疾患、がんによる死亡率の上昇などの
様々な健康リスクを招くため、
WHOは座りっぱなしを避けるよう呼びかけています。
国内のある調査でも、
日中に座っている時間が2時間増えるごとに、
死亡リスクが15.3%
増加することが明らかになったそうです。
オーストラリアの研究でも、
1日に11時間以上座っている人の死亡リスクは、
4時間未満の人より
40%以上高いことがわかっています。
この数字を見ると、座る時間を減らさずにはいられませんね…。
では、自宅でできる対策には、どのようなものがあるのでしょうか。
医師などの専門家は、
・座りっぱなしは良くないことを強く意識する
・座りっぱなしの時間を短くするため、定期的に立って体を動かす
・食事は立食スタイルで行う
・座ってテレビを見るなら、CMのたびに立って体を動かす
・座りすぎを防ぐアプリを活用する
・立って作業できるよう、昇降式デスクやスタンディングデスクを設置する
などの対策を紹介しています。
前述のWHOによると、
座りっぱなしの健康リスクは、
世界で年間200万人の死因に繋がるとか。
日本人が座っている時間は、
世界最長の7時間だそうです。
デスクワークをする大人もそうですが、
子どもたちも、学校での授業や宿題で長時間座らざるを得ません。
ゲームやスマホに夢中になり、時間を忘れて座り続ける子もいます。
健康リスクを減らすため、
自宅で座りっぱなしにさせない工夫や、
座らないことや動くことが
苦でない環境づくりを心がけたいですね。