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2022.08.01
地域材を選択肢に加えてみませんか?
今回は、地域材についてです
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。地域材とは、それを使う地域で育った木材のことです。
地域材を使うメリットには、
・その地域の気候風土に適応している
・助成金や補助金の交付がある(自治体による)
・間伐や伐採、植林を繰り返すことにより、山林の健康を保てる
・山林の健康を保つことが、土砂災害防止や水源確保、海洋環境保全に役立つ
・地域で製品化まで担うことにより、地域経済が潤う
・輸送距離が短くなるので、温暖化防止に貢献できる
などがあります。
地域材にこだわりを持つ業者の中には、
地元で育った木を知ってもらうために消費者と一緒に植林したり、
製材する様子を見学するなどのイベントを開催しています。
本物の木に触れると、
「多少見た目が悪くても、それはそれで味があるな」
「節を活用すれば、我が家だけの個性的な柱になるかも」
「今まで特にこだわりは無かったけど、無垢材の床で暮らしたい」
など、家づくりに新たな視点が生まれることがあります。
あなたも、機会があればぜひ地域材に触れてみてください。
そういえば、スタッフの知人は、
地域による木材の特徴を調べつくした結果、
数百キロ離れた地域から木材を取り寄せて新築しました。
「輸送費がとんでもない金額になった」
と奥様は嘆いていましたが、知人は大満足だったとか。
幸いなことに、奥様も気に入りました。
堅実な資金計画だったこともあり、
夫婦間で大きなトラブルにはならなかったそうです。
日本には年間成長量7千m3の森林資源がありますが、
現状では約4割しか活用されていません。
しかし、ウッドショック(木材不足)をきっかけに、
地域材や国産材を
もっと活用しようという動きが広まっています。
木材に対するこだわりがありますか?
もし、地産地消に関心があるなら、地域材も選択肢に入れてみませんか?
ただし、助成金の申請には期限があり、
申込者全員が交付を受けるのではなく、
先着順になる場合があります。
助成金の詳細は、
自治体のホームページなどで確認できます。