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2022.07.18
「返済負担率」に含まれるのは、住宅ローンの返済額だけではありません
返済負担率とは、『年収に占める年間返済額の割合』のことです
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。
その目安として、一般的に推奨されているのは20~35%です。
結構幅がありますよね。
繰り返しになりますが返済負担率とは、
年収に占める『年間返済額』の割合のことです。
決して、年収に占める『住宅ローンの年間返済額』の割合ではありません。
ですから、車や家電などのローンがあるなら、
その月々の支払額も加えて計算しましょう。
先輩施主の中には、返済負担率の解釈を間違え、
住宅ローンの返済負担率しか計算しなかったために
返済に苦労したという方もいます。
どうか、慎重に計算してください。
ところで、このような計算をするときに、
「年収って、総支給額のこと?それとも手取り額?」
と迷ったことはありませんか?
予算を増やすために総支給額で計算したいところですが、
実際に使える金額は手取り額ですよね。
なので、手取り年収をもとに計算するようにしましょう。
なお、この計算で出た数字は、あくまでも『目安』です。
家族構成や暮らし方によって、各世帯の支出額は異なります。
まずは、現在の支出額に返済負担率で算出した住宅ローンの金額を足してみましょう。
次に、新築後の固定資産税やメンテナンスに備えた積み立て費用を足してみましょう。
明確な数字はわからないので、毎月2~3万円程度と仮定してみてください。
さて、いかがですか?
今まで計画していた予算と、どれくらい違いましたか?
住宅ローンを利用するときに大切なのは、
『返せる額しか借りないこと』です。
当然、家計をギュウギュウに切り詰めて捻出してはいけません。
『今まで通りの暮らしをしても、余裕をもって返せる額』でなければ、新居での暮らしは楽しめません。
これを、私は『安全予算』と言っています。
住宅ローンを提供する金融機関は、返済負担率についてそれぞれの基準を持っています。
もしかしたら、
その基準額ギリギリまでの借入を勧められるかもしれません。
しかし、安全予算を超えると後が大変です。
そこで、もし家づくりの予算を増やしたいなら、
借入額を増やすより、頭金を増やすことを検討してみましょう。
いきなり収入を増やすのは難しいですが、買い物の無駄を減らしたり、
保険や通信などの固定費を見直すだけで、毎月の支出を数万円減らせることもあります。
あなたも、試してみませんか?