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2022.04.15
新築工事が遅れる原因と遅れた時の対応
世界的な半導体不足により、太陽光発電システムや家庭用蓄電池、
エコキュートや電気温水器など、
新築に欠かせない様々な製品の製造に遅れが出ましたね。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。状況は少しずつ改善しているようですが、メーカーによっては、
完全に正常化するにはもう少し時間が掛かるようです。
半導体を使っていない一般的な玄関ドアなら大丈夫ですが、
もし高機能な玄関ドアを採用する予定なら、
情報収集は欠かせませんね。
■工事が遅れる原因
新築工事が遅れる原因には、上記のような材料や設備の納品遅延の他に、
・騒音などの近隣トラブルを解決するまで工事を再開できない
・繁忙期や体調不良などによる作業者不足により、工程通りに作業を進められない
・施工ミスや施主の要望によるやり直し
・追加工事による作業量増加
・不可抗力な天災や人災
・施工業者の倒産
といったものがあります。
■遅れた時の対応
引き渡し日に影響を与えるほど工事が遅れると、
仮住まいや追加費用の確保、引っ越しの再手配、転校に伴う手続きなど、
様々な問題が発生します。
そのため、遅れた原因が施主と業者のどちらにあるのかを
明確にする必要があります。
当事者同士で解決できない場合は、
住まいるダイヤルなどの第三者機関に早めに相談しましょう。
■予防策
・契約書や約款で、工事の遅延に関する記載があるかチェックする
・遅延した場合の対応について、具体的な例を挙げながら話し合っておく
・雨や猛暑なども考慮して、余裕を持たせた工程を組む
・工事前に近隣に挨拶し、良好な関係を築いておく
・工程表通りに作業が進んでいるか、定期的に現場に行って確認する
・疑問点は、その都度質問し解決しておく
■繁忙期
お子さんの入学や進級に合わせて家づくりしたい方は、
春休みに合わせて引っ越しします。
同じように考える家族が多い地域は、
年末から年度末が繁忙期になります。
繁忙期は職人の確保や資材調達もギリギリですから、
工事が遅れると、スムーズに調整できなくなるかもしれません。
しかも、年度末の引っ越し業者はただでさえ大忙しです。
再手配となると、4月内は難しいかもしれません。
繁忙期に新築を計画しているなら、多少の遅れにも対応できるよう、
予備日を持たせた安全な工程を組んだ方が良さそうです。