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2021.08.12
払いすぎた医療費を取り戻す方法
省エネによる節約について
家計の見直しや生活の工夫は節約につながりますが、
社会保障制度を利用すれば、払い過ぎた医療費を返してもらえます
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。この制度を知っていれば、不安解消のために
必要以上に加入している保険料の負担を減らせます。
そこで今日は、払い過ぎた医療費を取り戻す方法についてお話しします。
■高額療養費制度
医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が
1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、
その超えた額を支給する制度です。
上限額は、年齢や所得により異なります。
なお、負担を軽減する仕組みとして、
1人1回分の窓口負担では上限額を超えない場合でも、複数の受診や、
同じ世帯にいる他の方(同じ医療保険に加入している方に限る)
の受診について、窓口でそれぞれが支払った自己負担額を
1か月単位で合算することができます。
その合算額が一定額を超えたときは、超えた分が高額療養費として支給されます。
(ただし、69歳以下の方は、2万1千円以上の自己負担のみ合算)
■医療費控除制度
1年間の世帯医療費を10万円以上支払ったとき、
確定申告することで所得税や住民税が安くなったり、
お金が戻ったりする制度です。
医療費が10万円を超えなかった場合でも、
総所得額が200万円未満の世帯なら、
総所得の5%以上の医療費を支払った時は、
5%を超えた分の金額が控除されます。
対象となる医療費は、医師の診察料や処方箋による医薬品代のほか、
・通院のための交通費(原則、公共交通機関)
・予防接種の費用
・コンビニ、ドラッグストアなどで購入した、必要性が明らかな医薬品代
・治療のための眼鏡やコンタクトレンズ
・視界が診断書を書いた歯列矯正医療費
などがあります。
■セルフメディケーション税制
医療費控除の特例として、
鎮痛剤などの特定の成分を含む「スイッチOTC医薬品」を
1万2千円以上購入し、確定申告を行った場合に、
最大8万8千円まで所得税から控除される制度です。
対象商品の一部は、「控除対象」などのマークで識別できます。
■レシートや領収書は保管を!
あなたは、家族全員分の医療費に関わる領収書やレシートを
毎年元旦から大みそかの分まで全て保管していますか?
昨年まで10万円を超えたことが無い世帯でも、
今年はどうなるかわかりません。
今まで保管したことが無い方には面倒かもしれませんが、
医療費の把握や健康意識向上にも役立つので、
ぜひ保管してみてください。