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2021.11.01
『大丈夫、何とかなるよ』にイラッとしないために
夫婦とはいえ、生まれも育ちも違うのですから、
お互いの金銭感覚が異なるのは、ある程度はやむを得ないことです。
しかし、将来、家づくりをする予定なら、できるだけ早い段階から
金銭感覚のズレを減らした方が良いのではないでしょうか。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。というのも、家づくり経験者の中には、
「大丈夫だよ。きっと何とかなるよ」
と楽観的な配偶者にストレスを感じた方が少なくないからです。
例えば住宅ローンの融資額を決める時、
将来の生活にまで意識を向けている方は、
無理の無い返済計画を立てるため、返済可能額をもとに算出します。
一方、少しでも予算を増やしたい方は、
返済できる額より借り入れできる限度額に目を向けがちです。
しかし、家づくりは土地代と建物代を
払えばよいというものではありません。
諸経費や外構代、引っ越し費用も必要です。
さらに、入居後の維持費や税金、将来のメンテナンス費用など、
見積書に明記されない費用まで計画しておかなければなりません。
また、年収が予想を下回ったり予想外の支出が発生することもあり得ます。
となると、やはりできるだけ早い段階でお互いの金銭感覚を知り、
長期的な視野で判断できるよう準備をしておいた方が安心です。
そのために、まずは家計を知ることから始めましょう。
毎月の家計を明確に数値化し、夫婦共に把握するんです。
家計簿を手書きするのが苦手なら、
アプリやエクセルなど続けやすい方法を探してみましょう。
収入と支出の明確化は、家計を把握しやすくするだけではありません。
保険料や通信費などの固定費の見直しにも役立ちますよ。
資金計画は『何とかなる』ものではありません。
『何とかする』ものです。
何とかするには、現状を具体的に知り、
それに基づいた長期的な計画を立てる必要があります。
面倒に思うかもしれませんが、
将来のトラブル防止策として試してみませんか?
家族全員で実践すれば、お子さんの金銭教育にも役立ちますよ。