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2022.01.31
脚立の正しい使い方をおさらいしましょう
掃除や電球交換などの高所作業をするとき、
高さに余裕のある脚立があると、とても便利です
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。手すり付きだと上り下りの際も安心だし、
作業中にフラッとした時、咄嗟につかまって身体を支えることもできます。
あるスタッフの家でも、
気が付けば手すり付きの脚立しか使わなくなっていたとか。
年を重ねるほど、あの安心感は欠かせなくなるんですよね…。
ところで、
脚立の種類や使い方によっては、フローリングに傷をつけることがあります。
そのため、足元に布を巻いてキズ予防をする方もいるそうです。
このとき、床も布も滑りにくい性質のものなら問題ないのですが、
ブルーシートなど滑りやすい素材の上では使用しないでください。
なぜなら、作業中に脚立が不安定になり、
バランスを取れなくて転落した事例は少なくないからです。
カバーの安定性を高めたいなら、
通販などでも購入できる、滑り止め付きの専用カバーがおススメです。
もし、滑り止めが付いた使い古しの靴下があるなら、
それをゴムや紐で固定するのも良いですよね。
そのほか、サイズの選択肢は少ないですが、
100円ショップなどで購入できるフェルトやキャップも役立ちます。
ぜひ、ついでの時にでもチェックしてみてください。
ここで、脚立事故防止のためにお伝えしたいことがあります。
・同時に二人以上が乗る
・天板に乗る
・天板に座る
・身を乗り出す
・つま先立ちする
というのは、いずれも事故を招く危険な使い方です。
・平らで安定した場所で使う
・天板より一段下までを用い、身体を昇降面に充てて安定させる
(持ち手部分が長い手すり付きは、最上段でも身体を安定させられるので可)
というのが正しい使い方です。
自宅での脚立による転落事故は毎年のように発生しています。
2010年度から10年間の脚立や梯子による事故の約50%は、
使用上の不注意によるものです。
使い慣れた製品だと油断しがちですが、お互いに気を付けたいですね。