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2021.05.11
台所はたくさんの神様に見守られているようです
新居の建設を始める前、
その土地を守る氏神様にご挨拶をし、工事の安全を祈願します。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。必ず行わなければならないというルールはありませんが、
八百万の神様の存在を受け入れている方にとって、
その場所を守っている神様に挨拶するのは、
ごく自然なことなのかもしれません、
神様がいると言われているのは土地だけではありません。
家の中にもたくさんの神様がいるとされています。
たとえば、台所を守る神様として有名なのが、
・火の神:三宝荒神(さんぽうこうじん)
・水の神:弥都波能売神(みづはのめのかみ)
・穀物の神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。
三宝荒神は荒々しい性格らしいのですが、
台所を大切に扱うことで
・料理がおいしくなる
・子どもがお手伝いをしてくれる
などのご利益を授けるといわれています。
また、五穀豊穣の神である大黒様や恵比寿様も、
食材が集まる場所として台所や食事する場所を大切にしているとか。
そのため、それらの場所の掃除を欠かさず、大切に扱う人々を
「飢えることが無いように」
「良縁に恵まれるように」
と見守っているそうです。
さらに、家全体の火を司る火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)や
家全体を守る天照大神もきれいな台所がお好きだとか。
こんなに数多くの神様に見守られて(見張られて?)いると思うと、
台所の掃除にも気合が入りますね。
(さぼるのが怖いとも言えますが…。)
一粒のお米には七柱の神様がいらっしゃると聞いたことはありませんか?
実際には、食べ物を粗末に扱わないようにするための教えとして、
米作りに欠かせない「太陽・土・風・雲・水・虫・作り手」の7つの要素を
神という存在に置き換えたらしいのですが、
食材を大切に扱うことが神様の喜びにもつながり、
それが家を守ることにもつながるというのは、何とも興味深いですね。