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2021.04.26
家事経験の無い営業マンよりも…
腰痛に悩まされたことが無い人は、
その苦労を説明されてもピンときません。
名古屋で自然素材で気持ちの良い家づくりをしている
サイトウホームスタッフの中尾です。どんなに痛くても自力で行きたい
トイレや浴室にたどり着くまでの苦労も、そこでの苦労も。
重いドアを開閉するだけで腰が悲鳴を上げることも、
階段の高さや手すりの位置によって痛みの強さが違うことも…。
同じように、家事をしない人は
その苦労を説明されても実感できません。
「掃除は好きだけど洗濯は嫌い。
掃除も洗濯も好きだけど料理は嫌い。
でも自分がやるしかないから、少しでも快適に作業できる家にしたい」
そんな気持ちは、家事をしたことが無い人には実感できないでしょう。
仮に、洗濯物を干すのも畳むのも嫌いだとします。
嫌いだけど毎日やるしかないのなら、
洗濯の負担を少しでも減らしたいと思っています。
そんなあなたに営業マンが
「洗濯は1階の洗面所、干し場は2階のベランダ、畳むのは1階のリビング、
というのが主流だから、それでいいですよね。
雨の日はリビングに干すか、
5人家族分の干し場としては少し狭いけど、浴室乾燥で対応しましょう」
と提案したらどう思いますか?
「私のことを何も理解しようとしてくれていない」
とガッカリしませんか?
そうでなく、
「洗濯が嫌いなら、作業動線はできるだけ短くしてストレスが増えないようにしましょう。
畳む手間を省くために、ハンガーのまま服を収納する方法はどうですか?」
との提案があれば嬉しいですよね。
「洗濯」という家事一つとっても、
人によって悩みや要望は異なります。
「外に干したいけど、できるだけ人目を避けたい」
「外に干したいけど、仕事で家を離れる時間が長い」
「室内干しは好きじゃないけど、紫外線が長時間当たるのもイヤ」
「下着類や大切な衣類は、快晴でも室内に干したい」
「身長が低くて、一般的な高さの物干しは使いにくい」
などなど…。
もちろん、家事経験が無くても、これまで担当した事例を基にして
より良い方法を提案してくれる営業マンもいます。
しかし、普段どんな風に家事をして、
どんな不満を感じて、どうしたいと思っているのか。
それをただ解決するだけでなく、
さらに満足度を高めるにはどうしたらいいのか。
プロの知識や技術だけでなく、
家事の経験値が加わったら、
提案力はさらに高まると思いませんか?
家事経験や生活体験の多い営業マンは、
いろんな角度から質問をして
あなたの不満や要望を聞き出すことができます。
一方、家事経験や生活体験が少ない場合、
過去の事例を基にするしかありません。
「キッチンは対面がいいですか?」
「リビングは何畳くらい欲しいですか?」
といった質問を重ねてつくられた家では満足度が上がりません。
そんな質問が来たら、その業者で本当に大丈夫なのか
再考した方が良いかもしれませんね。