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2015.01.14
部屋に自然の光をいれるには
こんにちは! 愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。心地よい暮しには欠かせない
朝の目覚めに気持ち良く窓から眩しい旭の光と青空。
大きなあくびと布団の中で大の字となり両手両足を伸ばす。「よ~し、今日も頑張るぞ」
私はいつもこうして起きる。
天気のいい日こそ、弾みがつく。しかし、この眩しい旭の光が日中無ければ
どんな気持ちになるのだろう。旭の光とセットのように起床する私にはきっと耐えがたい。
いや、耐えれないと思う。いくら、照明器具が発達しても、LEDが優れていても
昼間の明りは自然光を取り入れたい。自然光の明りと日当たりは同じようで違うと私は思います。
日当たりが良いに決まってる。しかし、360度日当たりが良い場所はないのだから。要は直射日光が入らなくてもお部屋の中を十分明るく出来る工夫をしたい。
この工夫とはプランニングの時にしっかり考える事で
そんなに難しいことではないのです。それよりも明るさを取り入れる事だけを考え、実際に住まわれてから
夏はこんなに暑いとは思わなかった。
冬はこんなに寒いとは思わなかった。と感じては非常に残念です。
明りを取り入れるとは開口部。開口部とは最も熱の出入りが多い場所と
なります。単純に大きい窓を取り付けるだけではいけないのです。それに伴い、プラスの作業が必要と思います。
現在進行中で2月上棟予定のお客様との打合せから。
南に面したリビングに大きな吹き抜けと大きな窓が奥様の一番の希望。家づくりの夢でした。
私もその夢のお手伝いがしたい。一番の希望を叶えたい。取り組みはまず、その大きな窓からでした。
どうして奥さんはリビングに吹抜けの天井から大きな窓を
付けたいのですか?私の問いに教えてくれました。「子供たちといつもいるリビングは明るくしたい。」
なるほど。では、吹抜けの天井にトップライト(天窓)は
如何ですか。「外観からみて南面に大きなガラスが中央にどーんとある家が素敵」
明るさと景観の両方からの想いなんですね。しかし、ここに
プラスの作業をしないとせっかくの想いが台無しになってしまいます。今回の土地立地条件は日当たりが良いので屋根の形状に工夫しました。
それは屋根の先端部分(軒先)を極力伸ばした事です。通常弊社では軒の出60センチくらいですが1メートル80センチと
約3倍の出を確保し設計しました。こうすることで直射日光を建物の
外で遮断でき十分な明りを取り入れる事が可能となりました。奥様にも軒の出の意味合いとその景観も気に入っていただけたので
嬉しかったです。明りを取り入れる事は建築のプロに聞くとさほど難しいことではないと
思います。私が思うのはその明りを取り入れた事によるプラスの作業は
ないかを考える事ではないでしょうか。例えばテレビの位置も関係してきます。直射日光の場合は
開口部の正面にテレビを設置すると午前中はテレビに反射して
見ずらいなんて事もあります。自然要素の光と風は家づくりの中で上手く取り入れたいですね。
そして自然素材の床と壁と天井に包まれて暮らす。自然の要素・光と風と自然素材の家づくり
素敵ですね。