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2015.01.09
引き戸のメリット
こんにちは! 愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。引き戸と開き戸は適材適所に考えよう
家づくりの中で扉は欠かせない。
玄関ドアも戸の一つ。
室内に入ると建具が沢山ありますね。最近では色んなタイプの建具が
増えました。でも、大きく分けるとこ
引き戸と片開きのドアではないでしょうか。これも使い勝手を考量して適材適所に
使い分けしていくことをお勧めします。一昨年、完成した住宅は奥様の好みで全て引き戸でした。
理由を尋ねると引き戸のメリットを沢山おっしゃっていました。引き戸の良いところは常に開けっ放しで入られる。
全開にしても風通しを考え半分だけ開けたり。
つまり開口部の調整が無理なく簡単にできる。戸を開けても家具などに当たらない事。お部屋の家具配置を
考えた時に戸の干渉する事を考えなくてもいいから。とおっしゃっていました。実際に限られたスペースで家具の配置を
考えると「なるほど」と思えますね。特に子供部屋は感じる場所ではないでしょうか。
勉強机やベットを置くと、もうこれだけでスペースを占領されてしまいます。ここで戸が当たるから何てことが発生すると
窮屈に感じます。以上のことから私が感じたのは、
水回りや家事の動線上に
引き戸があると助かりますね。洗濯かごや両手を使い往復する時に開口部が全開であったり
通れるスぺース開口を開けとけば楽ですね。廊下に接する建具を高価なガラス入りのを選ばなくても数センチひらい
開けとけば子供の気配も感じ取れます。ただ、メリットだけではありません。同時にデメリットもお伝えしましょう。
例えば、戸を引いて戸が収まる壁にはスイッチやコンセントが付けれません。
また、その壁には棚や、絵画など壁に何かを取り付けたりする事が
出来ません。打合せ時に十分なお話ができていれば、
計画ができ、完成時にはこのデメリット
を感じる事は解消できると思います。では開き戸について考えてみましょう。
開き戸のメリットは使い勝手ではないように思います。
開き戸を設置する時は両サイドが柱となるケースが多く。筋交など(壁に強度を取る面)どちらも丈夫ですが
強度を取りやすいという事。機密性、防犯性を考えると開き戸の方が安心ですね。
防犯という考えでは、玄関の開き戸を考えた場合になります。開き戸は廊下幅など開口部が狭い箇所には取付が可能です。
引き戸は戸を引いて戸の収まるスペースが必要となるため
開口部の狭い箇所には取付ができません。開き戸と比べスペースに倍かかる
という事にお気付きでしょうか。細かいお話ですが施工費となると開き戸の方が若干お安くなります。
建具枠の大きさが引き戸の約半分となるからです。しかし、作業工程など大きく変わる事でもないので施工費が
半分かというとそれは違います。引き戸の方が若干割高という
解釈の方が適切かもしれません。また、建具のデザインは沢山ありますが飽きのこないシンプルな
タイプをお勧めします。奇抜な物は流行りすたりを
感じます。シンプルな無垢の建具は見た目だけではなく
作りもシンプルで丈夫です。長持ちという事から
無垢の建具はお勧めです。家の中での動線や使い勝手など、考えると引き戸の方が
お勧めと思います。予算もありますし開き戸の良いとこも
あります。引き戸と開き戸の性格をつかみ適材適所に
振り分けお使いなるのがベストですね。