こんにちは！　愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。

リビングの天井はこうしたい

地域密着の工務店ならやはりいい仕事をしたい。
気持ちをこめて、綺麗に仕上げる。

大工さんから職人さんの皆が丁寧で綺麗な仕事を
する。自慢の仕事をする。

私の家づくりは自分の家をつくる
気持ちと同じです。

だから今日は、完成後に実際に気になる部位について。
あえて、お伝えしたいと思います。

そこで天井についてお話しましょう。
天井はまず、下地組から行います。一定のピッチ（間隔）で下地を入れます。
そこがクロス仕上げなら多くが石膏ボードを張ります。

この一枚のサイズが１８２０ｘ９１０から長テ方向は長いもの
まであります。この石膏ボードを天井に張り詰めていくのです。

でもどうしてもジョイントはできる。大工さんが丁寧に
張っても下地にジョイントは必ずできます。

そこに薄いクロスを張るわけですから、石膏ボードのジョイントに
気付くことがあるのです。透けるかの様にジョイントが分かる、
見える事があるのです。

どうしてもリビングのように広い天井は分かりやすくなります。
選ばれたクロスの相性にもよりますが、いずれジョイントが気になります。

昼間は気になりませんが夜間照明の明かりで
気になるケースもあります。

私の個人的な意見ですが、できれば天井の仕上げ材はクロス以外のが
お勧めですね。

リビングの天井には無垢の羽目板は如何でしょうか。
この羽目板を選べばジョイントなど一切心配は要りません。

雰囲気も各段にぐっと良くなりますし高級感もあります。
予算との相談ですが、玄関廊下からリビングまでは無垢の羽目板が
理想です。

ここで考えたいのがその予算。

無垢の羽目板を選ぶと一生物になります。

例えば新築から１５年経過し、そろそろクロスの貼り変えとなれば
おそらく新築時の羽目板の価格をそこで越えることとなります。

先日のブログでご紹介したようにリビングに吹き抜けがあるなら
尚更、足場代もかかり費用がかさみます。

ファイナンシャルプラン、資金計画と予算組振り分けのときに
家の仕様によるランニングコストも把握するとよりよいですね。
そうすると本当の無駄使いにならない家づくりを考える事が
できると思います。

ハウスメーカーさんのモデルルームは広く大きい、素敵な発見が
沢山あります。私も時々住宅展示場を見に行きます。

私の感想は空間としては素敵だけど現実みにかけるかと
思います。一番リアルなのは

やっぱり建築のプロの自宅を見ると
多くのヒントがあると思います。

私も含め建築仲間の自宅は「適材適所」に使い分けが上手いです。

ただの見せるだけの家づくりはしていません。

奇抜なクロスは避けますし基本シンプルですが、

数年後にはこうなるとか素材の事を知っている。
だから現実的な素材選びができています。

お客様に無理やり、自然素材に結びつけるつもりはありませんが、
プロは自然素材の家で暮らしています。

家の中を全てではありませんがここはこの部材を使うと良い。
「適材適所」を知っているのでお客様にとって参考になると思います。

夢を膨らます豪華さも夢を見るには良いかもしれません。
しかし、それを形にそのままするというのは
私たちプロから見ても無駄が沢山あると感じます。

私たちの家づくりは何十年
先を見据え、いい味に変わる家
経年変化となる家づくりをしています。