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2021.10.27
下請け業者が施工することによるデメリット
施工業者を選ぶ時、最初に迷うのが
「自分の家づくりに合うのはハウスメーカー?
工務店?それとも設計事務所?」という3択です
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。それぞれにメリットとデメリットがありますが、
ひとまず横に置いて、今日は
『下請け業者が施工することによるデメリットは?』
という視点でお話しします。
■割高になる
元請け業者が施工する場合、
工事額に加算されるのは1社分の利益だけです。
しかし、下請け業者が施工する場合は2社分の利益が加算されます。
価格競争のために2社分の利益を加算できない場合、
下請業者の利益が少なくなることがあります。
すると、
・人件費が安い(技術力が低い)大工が担当することによる施工ミス
・少しでも利益を増やすため、作業の手間を減らす(手抜き工事)
といったリスクが発生します。
■施主の声が届きにくい
元請け業者の依頼主は施主ですが、
下請け業者の依頼主は元請け業者です。
ですから、もし施主が工事の追加や変更を希望しても、
現場で働く下請け業者は対応できません。
依頼主である元請け業者を介さなければ下請け業者は動けないからです。
そのため、伝達に時間がかかったり、正しく伝わらない恐れがあります。
■責任の所在が曖昧
新築後に不具合を発見し、元請け業者に連絡した時、
「施工した下請け業者は辞めたので別の者に担当させます」
「指示通り作業しなかったようだ」
と下請け業者だけに責任があるような対応をされて
施主が不快な思いをした、といった事例があります。
関係者が増えるほど責任の所在は曖昧になりがちなので
注意しましょう。
■なぜ?
下請け業者は、なぜ自分たちの家づくりをしないのでしょう。
「技術力はあるけれど営業力が無いから」
という理由ならまだしも、
「技術力が足りなくて…」
という理由なら怖いですね。
下請け業者には、当たり外れがあるといわれています。
規格住宅ではなく、こだわり満載の家づくりをしたいなら、
自社施工の業者の方が安心だと思いませんか?