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2014.10.28
こだわりを明確にする住宅とは
こんにちは! 愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。外観やデザイン性だけでは決めれない。
大工時代の 家づくりは 自然素材 に囲まれていました。
檜の柱を カンナで削ったり 松の丸太をノミで 彫ったりと、
おがくずや 木の粉を 沢山かぶり 木の香りの中で汗を流し作業していました。
当時、床のフロアーといえば 無垢材のフロアー。
壁は 土壁の上に 塗り壁や 無垢材の板。
天井も無垢材の板や塗り壁。
クロスは ほとんどなく 貼り紙といえば 襖の布生地。
新建材は 使用せず、建具枠 から見切り材など全て
無垢材を 作業場で 加工していました。
妥協しない 素材選びと 手作りの誇り高い技術。
親方のこだわりは、作業を通して 見習い中の 私にも伝わってきてました。
私が 初めに学んだのは 本物の家づくりでした
その後、今の普通といわれる 住宅を知ったのは 大工を辞め 現場監督 となってからです。
地元不動産屋さんが 建てる 建築条件付きの 住宅 でした。
床は全て合板フローリング、建具から枠、見切り材など 全て新建材。
壁や天井はビニールクロス。
監督1年目、初の完成引渡しの時。明らかに 大工見習の時の
住宅との 違い はわかりました。
それは、見るまでも 無く 最初に感じるのは 臭い。
この鼻に ツーンとくる この臭い。次にやってくるのは、目の かゆみ 痛み。
何なんだ…これは?新築の臭い?いやいや、違うよ。
僕の今まで修行してきた住宅とは。
体の 五感 で感じる事が 違いすぎたのです。
完成した家に お客様と入り 喜んでいたお客様か ら最初の質問は
この目のチカチカは何ですか?
という問いに 会社から 用意された 言葉は
約、3ヶ月くらいは 続きますが 次第に慣れ 目の チカチカはなくなりますので…
私自身、疑問に思う 住宅づくりをお客様に 提案していけない。自問自答の日々。
でも、土地が 気に入ったから仕方ない というお客様。
当時、私には 保育園に通う娘と 生まれたばかりの 息子がいました。
借家住まいの 私はマイホームが欲しく 夢 でした。
私は自分が 住みたくない家つくりに 携わっていて 良いのだろうか?
大工修行で学んだ 本物の家づくりは 何だったのか?
そこで 学んだを事を 無駄にしたくない。 自分の住みたい家づくりを
提案したいと 思い始めたのです。
ここで確認して欲しい事が有ります。失敗しない 住宅を建てる 会社選び
かつて私が 在籍していたような 不動産会社系の 分譲住宅会社。
大小ありますが この場合不動産に力を 入れている会社がほとんどです。
不動産の プロでも 住宅のプロとは限りません。
建築条件付きの 住宅など、そこの会社が どんな家づくりを しているかを先ず、
知ることが 大事です。どうしても 外観を気にする為
見て分かりやすい 部分をこだわり 豪華な設備・装備にしたり 価格勝負の打ちだし方など。
決して表面に惑わされず、内面も見てほしいのです。
外観ばかりか 見た目を豪華にして 価格も低価格とくると
必ず コストを下げる 箇所がでてきます。
ここで住宅に対するこだわりを 明確 にする事を 最も 大事にしないといけない。
なぜなら、そこに住まう 大切な家族。
夢を 削るような住宅づくりは してほしくないのです。
住宅は ドラマのセットのように その場だけ という訳にはいかないのです。
次回は住まう家族と共に呼吸する住宅づくり。
この素材。自然素材についてお伝えしたいと思います。